解決事例

(実際の事件の一部を修正してご紹介しています)

 

相談者の妻Aさん。

 

すでに家庭裁判所で夫Bさんと離婚調停中。

離婚すること自体は双方おおむね合意できているが、条件面(子の親権者の指定、養育費の額、財産分与等)で妻Aさんと夫Bさんの主張の隔たりが大きく、調停は膠着状態。

 

妻Aさんの相談は、調停委員が夫Bさんの主張ばかり聞いて自分の主張をあまり聞いてくれないというものでした。

 

夫Bさんは、妻Aさんと同居していた当時から気に入らないことや自分の言い分が聞き入れられないとすぐに激高し、大きな声を出したり、テレビのリモコンを妻Aさんに投げつけたりしたことが度々あったということです。。

 

妻Aさんの考えでは、夫Bさんは、調停でも自分の言い分が聞き入れられないと調停委員を怒鳴ったりして、そのせいで調停委員が結果として夫Bさんの言い分ばかり聞いてるのではないか、というものでした。

 

調停委員は当然公平な立場で調停に臨むのですが、それでもそこは人。

声の大きな人間の主張が聞き入れられやすくなることもないとはいえません。

 

そこで調停の途中から代理人として妻Aさんと一緒に離婚調停に臨むことになりました。

 

代理人として当然、妻Aさんが主張すべき権利は主張し、夫Bさん側の無理な要求は一切受け付けない方針で調停に臨みました。

 

しばらくすると夫Bさんも無理が通らないことに気づいたのか、代理人として弁護士を付けることになりました。

双方弁護士が付いて一番ほっとしていたのはおそらく調停委員だったと思われます。

 

その後は双方弁護士を通じて話し合い、親権者や養育費の額など一つ一つ問題を解決していきました。

最終的には、妻Aさんが初めて相談に見えられてから半年後、調停申立から1年後に調停離婚が成立することになりました。

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