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【年金・医療保険・介護保険のしくみがわかる本】

三宅明彦・深澤 理香・三平 和男 法学書院 2014年

 

弁護士という資格は建前上何でもできることになっています。

弁理士や税理士資格は事実上申請をするだけで取得することができますし、最高裁判例のお墨付きで司法書士が行う登記業務も弁護士は行うことができます。

戦前。自動車免許を取得した人は飛行機の操縦資格も与えられたというお話を聞いたことがありますが(出典が私の親族のため、真偽のほどは定かではありません…)、いわば弁護士は戦前の自動車免許のような資格です。

 

と、ここまでは弁護士資格が如何にすごい資格かという自慢話ですが、では弁護士が弁理士や税理士の仕事ができるかというと無論そんなことはありません。

 

税金のイロハのイも知らない弁護士、特許案件など扱ったことのない弁護士はその辺に掃いて捨てるほどいます。

結局はクライアントから税金や特許に関する依頼がくると、必要に応じて勉強をしたり、その方面の専門家と協働することになります。

私が社会保険に関する勉強をやり直したのも必要に迫られてです。

 

メガバンクから相続対策、相続税対策のセミナーの弁護士講師のご依頼をいただくようになってずい分経ちますが、来期のセミナーでは介護に関する問題にも言及することになりました。

介護といえば社会保険、弁護士といえば社会保険にも精通しているはずですが、もちろん私は????の方が多いわけです。

そこで付け焼刃で社会保険労務士の先生方が、素人相手に分かりやすく社会保険の仕組みを説いた本書で勉強することになりました。

 

本書は、社会保険全般を網羅する一方、年金・医療保険・介護保険について必要十分な解説が分かりやすくなされており、非常に効率的に社会保険全般を勉強することができました。

この方面の知識を確認したい方にはお勧めの書籍です。

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