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【中央軒 七つ街道めぐり 長崎街道】

2014年8月9日 博多駅・駅弁当で購入(930円)

 

 

駅弁とは直接関係ないが、在来線のサンダーバード号としらさぎ号の車内販売が中止になった。

理由は、端的に言って採算が取れないということだろう。

 

確かに、車内販売のニーズは一昔前に比べて激減していると思う。

そもそも移動時間の短縮により車内で飲食する機会が減った。

 

お腹が空いても少し我慢すれば到着した駅で飲食することができる。

事前にコンビニで買った弁当などを車内に持ち込むこともできる。

 

車内販売の幕の内弁当の値段は1000円前後ものが多く、コンビニ弁当の2倍程度もする。

出張で少しでも安いビジネスホテルを探すサラリーマンがこんな高い駅弁を買うはずがない。

 

車内販売では地方の特産品を販売しているが、帯に短し襷に長し。

品揃えが不十分で、乗車前に駅専門店などで十分吟味して購入済みの客が多いのではないか。

 

では駅弁の将来性がないのかといえばそうでもない。

東京駅の駅弁屋祭などは何時行っても満員。

 

駅弁屋祭の人気の秘密は、何といっても日本全国の駅弁が並べられている品ぞろえの豊富さ。

昔は年に1度開催される京王や阪神の駅弁祭りで並ばないと全国の駅弁は食べられなかった。

 

駅弁屋祭ができて東京駅で何時でも地方の珍しい駅弁を買えるようになった。

地方の珍しい駅弁であれば少しくらい高くても買ってみようと思う人が結構いるのではないか。

 

車内販売でも地方色豊かな駅弁の販売を全面的に押し出して販売するべきだと思う。

ワゴン販売なので名物駅弁を5.6種類くらいに絞って販売するのである。

 

誰も買わない土産物の販売をやめれば、この程度の駅弁をワゴンに乗せることは十分に可能。

あと、車内販売で買える駅弁の種類と値段のアナウンス。

 

車内放送で、車内販売している名物駅弁の名前と値段を案内するべき。

採算を考えるのであれば、お昼と夕方、時間に限って車内販売を実施すればよいと思う。

 

こうした工夫をすれば車内販売の復活も夢ではないと思う。

 

ずい分車内販売の話が長くなったが、今回の駅弁は博多駅の駅弁当で購入した。

駅弁屋祭ほどではないが、九州各地の名物駅弁が販売されている。

 

 

今回の駅弁の中身は、かしわめし、焼鮭、煮えび、二色団子、和牛味噌焼、小芋巾着、おくら、

もみじ麩、豚角煮、南瓜・筍・蒟蒻・椎茸の煮物、しゅうまい、蓮根煮、うみたけ粕漬、

羊羹アマレットかけ、びわ、チェリー、はじかみ。

 

博多から長崎にかけての街道筋に所縁のある食べ物ばかり。

これだけ地方の特産品を集めてあれば930円の値段にも納得。

 

この駅弁ならどこでも売れるはず。

ごちそうさんでした。

 

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