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わたくし、この度ゆえあって早稲田大阪高校というところで開催された学園祭に参加させていただくことになった。
わたくしが高校生のころは、高校で行われる同種の行事は文化祭とよばれていたのだが、いまは高校で行われる行事も大学同様に学園祭というらしい。
ともあれ、わたくしが自身の高校の学園祭に参加したのははるか昔であり、今回は何十年かぶりの学園祭である。
まずは早稲田大阪高校に向かうため阪急茨木市駅のバス乗り場からスクールバスに乗車する。
土曜日ということもあり、駅から学校に到着するまで30分ほどを要する。
バスを降りると簡易テントで受付を済ませ、入口に掲げられた、大阪関西万博のマスコットキャラクター「ミャクミャク」を模した「早摂祭」のゲートをくぐって校内に進む。
それにしても「ミャクミャク」、キャラクターとして発表された当初は、「なにこれ???」的な非難轟々であったが、いつの間にか人気者になってしまった。
わたくし、恥ずかしながらいまだ万博に行ったことがなく、終了まじかの10月に行くことになっているのだが、連日大入りが続いるときいてパビリオン訪問は諦め、大屋根リング登頂とミャクミャク関連のグッズ購入に絞り込んでの訪問を予定している。
さて、受付でもらったパンフレットを見ると、1年生は演劇、2年生は体験型パビリオン、3年生は模擬店をそれぞれ担当するらしい。
演劇や体験型パビリオンもいいが、やはり学園祭での楽しみといえば、模擬店での買い食いに勝るものなし(*’▽’)、であろう。
さらにパンフレットを読み進めると、3年生の模擬店以外にも、ホルモン焼きそば、小籠包、クレープなどを商うキッチンカーが多数参集するというではないか ( ゚Д゚)
わたくしが高校生のころの文化祭には、当然ながらキッチンカーなど影も形もなかった。
しかし、悩ましいところである。
料理としてのクオリティーを追求するのであれば、そこは高校生が面白おかしく作った模擬店の料理より、店主及び店員の生活が懸かっているキッチンカーの料理に軍配が上がるであろう。
で、あるが、やはりせっかくご縁があってこちらの高校の学園祭を訪問したわたくしとしては、いくばくかのお金を学生に支払い、彼らの努力にわずかでも報いたいところである (T_T)/~~~
というわけで、キッチンカーはスルーして3年6組の学生が販売していたタコスチップスを買い求めることにした。
タコスチップス、300円なり。
使い捨ての紙製ボールに入ったチップスの上に、学生が調理したと思われるサルサソース味のミンチ、そして彩りのグリーンピース。
グラウンドにつながる階段にこしを下ろして、タコスチップスをいただく。
味は、まあ、想像したとおり、である。
であるが、それ相応に手間がかかっているのだから、300円ではなくて400円、いや、500円くらいで売ればいいのに、なんて考えながら食べる。
でも、高校生相手だと500円は高すぎるか。
食べ始めて、すぐに大変な問題に気が付いた。
ビールが、ない!!!! ( ゚Д゚)
タコスチップスにはビール、いや、コロナビールがマスト!!! であろう ( ゚Д゚)
しかし、周りを見回してもビールを売っていそうなお店は、ない (T_T)
高校の学園祭なんだから当然だと思いながらも、外部から参加する父兄などのためにビールの移動屋台みたいなものでもないかと探してみるのだが、ぜんぜん、ない (T_T)
せめてノンアルのビールでも、と未練がましく探すのだが、ないものは、ない (T_T)
というわけで、コロナチップス、もとい、タコスチップスを素で食す。
のどの渇きを覚えて、学生食堂に移動。
学生食堂でめしを食べるのも何年振りであろうか。
日替わり定食と並んで、日替り丼を発見。
この日の日替り丼はデミカツ丼、400円なり。
ステンレスのカウンター越しに調理のおばちゃんに日替り丼の食券を渡す。
いらっしゃいませ等の発言なし。
しばらく待つと、カウンターの腕に「ドスン!!」( ゚Д゚)とデミカツ丼が置かれる。
空席を見つけて「ドスン!!」のデミカツ丼を食する。
このデミカツ丼が400円で食べられるのは学食ならでは。
おまけに音響効果付き♡(*´▽`*)
久しぶりの学園祭、いってみたら楽しかった(*’▽’)
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