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仕事を終えて取引先の部長と昼めしを一緒に食べることになった。
場所は京都の聖護院。
そのとき、わたくしたちは東大路通と丸太町通の交差点の角に立っていた。
わたくしは交差点の南西角にある古びた佇まいの「はとや食堂」というお店に前から行ってみたいと思いっていた。
しかしこれまで聖護院のあたりでお昼ごはん食べる機会がなかなかなく、この日は待ちに待った初はとや食堂(≧◇≦)を迎えることになりそうであった。
わたくしは取引先の部長をはとや食堂に誘導すべく、「こういった古い佇まいのお店って、ずーっと続いているから絶対ウマいですよね。」、「食堂って名前がいかすじゃないですか」といったはとや食堂に向けてのジャブを連打していた。
しかしながら、取引先の部長はわたくしの話などなかったかのように、「この近所でウマい料理を食べさせる中華料理店があるんですよね(*´▽`*)」などと言い出すではないか( ゚Д゚)
いや、これまでわたくし、はとや食堂の話してましたよね??? ヾ(≧▽≦)ノ
聞いてました、わたくしのはなし??? ヾ(≧▽≦)ノ
中華料理なんて食べたくないんだよ!!!ヾ(≧▽≦)ノ
はとや食堂のめしが食べたいんだよ わたくしは!!!ヾ(≧▽≦)ノ
・・・・・
「いいじゃないっすか。わたしも中華食べたいと思ってたんですよね♡」(*´▽`*)
・・・・・
嗚呼、幼少のみぎりから「長い物には巻かれろ」と育てられてきたわたくしの口からは、思ってもみなかった言葉が出てくるのである。
取引先の部長に誘われて丸太町通から細い路地に入ったところに「ウマい料理を食べさせる中華料理店」はあった。
お店の名前は「七福家」。
昼時ということもあってカウンター席には3人ほどの先客がいる。
カウンター席の後ろは座敷になっていて、そちらにも客が一組。
メニューを見ると、単品料理はデザートまで含めると100近くある。
昼のサービスランチメニューも、セットメニューと単品料理を合わせると30ほど。
こんな路地裏にある店で本当にこれだけの種類の料理を作れるのであろうか???( ゚Д゚)
いや、料理は作れても、材料を仕入れることができるのであろうか???( ゚Д゚)
注文したら、「あ~さっき売り切れました。」「あ~今日は材料が入らなかった。」なんていわれて、ほとんどの料理を体よく断られるんじゃないのか???( ゚Д゚)
→大きなお世話だろ・・・・お店に謝れ!!
→大変失礼しました <m(__)m>
部長の勧めもあってわたくしが選んだ料理は、黒酢の酢豚セットを注文。
ただの酢豚ではない、「黒酢」の酢豚である。
部長いわく、とにかく「黒い」らしい。
黒い料理といえば、むかし富山まで富山ブラック(ラーメン)を食べに発祥の店と言われる西町大喜に行った。
この時食べた富山ブラックは、黒いというより、ただひたすら塩辛かった(T_T)
やがて、わたくしが頼んだ黒酢の酢豚セットが運ばれてきた。
たしかに、黒い・・・・
色の濃い部分は漆黒( ゚Д゚)といってもいい。
食べてみると、適度な酸味と旨味が感じられて、ウマい( ゚Д゚)
具もたくさん入っている。
わたくし、メニューが多くて料理の注文を受けても材料なんて揃ってないんじゃ、などと不遜なことを申し上げたが、酢豚に入っているであろう全ての具材がこの黒酢の酢豚にも入っていた。
(当然であるが)。
七福家様、どうぞ、このわたしを許してください <m(__)m>
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