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今回のB級グルメは干物、である。

干物、子どものころなどは見向きもしなかった。

いや、食べたくないおかずの上位5番目くらいには食い込んでいた。

そもそも、子どもは魚があまり好きではない。

食べていいのは刺身だけで、ほとんどの焼魚や煮魚はパス。

骨があるので食べにくいのに、きれいに食べないと親から食べ直しを命じられた。

その魚のなかでも干物は何がウマいのか全く分からない代物だった(≧◇≦)

焼魚、煮魚に輪をかけて食べにくい。

小さな鯵の干物なんて、どこをどう食べろというんだ、と思いながら身をほじくっていた。

丸干しはいくらか食べやすいが、食べると苦いだけ(≧◇≦)

夕食のおかずに干物がでてくると、テンションだだ下がり⤵⤵(T_T)になったりした。

 

ところが、大人になると焼魚、煮魚のよさが分かってくる。

秋刀魚の塩焼のワタのほろ苦さをウマいと感じ、鯖の味噌煮込みでご飯を何杯も食べるようになり、焼いた干物を肴にお酒を飲む楽しみを覚えた。

干物は魚のウマさが凝縮しているような気がして、時に刺身よりウマいのではないかと思うようにすらなった。

そんな干物を使った焼魚を定食で提供するお店を事務所の近所で見つけた。

室町干物食堂めしさんど

四条烏丸の交差点から徒歩1分。

四条通と室町通の角を北に上がった右側(東側)にそのお店はある。

牛タンや鶏唐揚げの定食もあるが、干物を使った焼魚のメニューが基本。

いわし丸干し定食、縞ほっけ定食、ほっけみりん干し定食、あじ開き定食、さば一夜干し定食、さばみりん干し定食、銀鮭塩焼き定食、サーモンハラス定食、トロにしん開き定食、トロ赤魚開き定食、赤魚昆布醤油干し定食、赤魚西京漬け定食 などなど

これでもかというくらい、干物の焼魚メインの定食のオンパレードなのである。

 

お店に入ると、右手のカウンター席が奥に延び、左側側にはテーブル席。

座席は全部で20くらいありそうである。

お客さんは、肉より魚を食べたほうがよさそうなわたくしと同世代のオジサンが多いが、若い女性もそれなりにいる。

この日わたくしがいただいたのは、本日のおすすめだったトロにしん開き定食。

そして、このお店では、定食を頼んだお客さんは、生ビールを209円で注文できるのである。

というわけで、わたくしも当然、キリン一番搾りの生を注文。

干物を焼くので、注文してから料理が出てくるまでには少し時間がかかる。

10分ほど待ったであろうか、生ビールのジョッキが空くころに料理が運ばれてきた。

 

 

ただのにしん開きの焼魚ではない、トロ(≧◇≦)にしん開きの焼魚なのである。

名は体を表すで、みるからにジューシーなにしんちゃん(≧◇≦)

身に箸を入れると肉厚のにしんの身がホロリとはずれる。

少ししょう油を垂らしていただくと、これはイカン、ご飯がご飯がススム君である。

そうしたことを見通してか、ご飯は大盛りがデフォになっている。

味噌汁もしっかりと出汁の味がする。

付け合わせのタクアンも箸休めにちょうどいい。

そう、こういうお店なんですよ、わたくしのような色んな数値が悪いオジサンが行かないとダメなお店は。

 

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