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東華軒 デラックスこゆるぎ弁当
2024年10月 熱海駅・駅弁屋熱海中央店で購入(1100円)
久しぶりのデラックスこゆるぎ弁当である。
小田原の東華軒は創業1888(明治21)年の老舗の調製元である。
東華軒の駅弁には、今回ご紹介するデラックスこゆるぎ弁当のほか、鯛めし 小鯵押寿司 金目焼西京焼弁当 なんかがある。
今回は、熱海駅から東京駅に向かう踊り子2号の車内で相模湾を眺めながらいただいた。
デラックスこゆるぎ弁当の中身はこんな感じ。
茶飯の上に 鶏そぼろ 玉子そぼろ 鮭塩焼き 海老天ぷら 筍煮 椎茸煮 鶏照り焼き かまぼこ 高菜ごま油炒め 梅干し
鶏そぼろが一見すると鯵のなめろうのように見えて、なめろうが大好きなわたくしは刹那興奮するのであるが、食べてみるとまごうことなき鶏そぼろ(/ω\)
鶏そぼろはともかく、おかずのひとつひとつが冷めてもおいしく食べることができるように工夫されていて、さすが老舗の東華軒の駅弁である。
ここまで読んできて、デラックスこゆるぎ弁当の「こゆるぎ」って何よ?と思われたご貴兄に「こゆるぎ」の意味を説明させていただこう。
駅弁の包装紙の記載によれば、
「(略)小田原という地名がどんな語源からきたものであるかと言うことについて、古くから種々の議論がありますが「小由留木」(こゆるぎ)の文字を草書体で書いたものを読み誤ったところから来たのだという説があります。」
「これは「新編相模風土記」足柄下郡巻二の小田原城の項に記されております。」
要は小田原という地名の語源ということらしい。
長々と引用させてもらった割には、「ふーん」で終わりそうな話ですが、まあ、そうゆことです、小田原の語源ね。
それにしても「小由留木」を「小田原」と読み間違えるのか?
「小由」→「小田」はまだいいとして、「留木」→「原」はずい分無理がある。
だって、「もともと2文字」→「1文字」はフツー無理でしょ(/ω\)
草書体ならなんでもあり。
「こゆるぎ」はこのくらいにしておいて、次「デラックス」の問題。
わたくし、これまでデラックスでない、ただの「こゆるぎ弁当」を見たことがない。
会社のホームページを確認すると、1100円のデラックスこゆるぎ弁当と、920円のこゆるぎ茶めしを見つけることができた。
値段からすると、どうやらこのこゆるぎ茶めしがデラックスこゆるぎ弁当のデラックスでないバージョンなのであろうか。
因みにわたくし、これまで東華軒の売店でこゆぎ茶めしを見かけた記憶がない。
幻の駅弁である。
デラックスこゆるぎ弁当
名前だけでこれだけお客さんを惑わす駅弁を他に知らない( ゚Д゚)
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