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新京極かねよのブログにも書いたけれど、わたくし、何が好きって鰻が大好き♡なのである。

人生最後の晩餐はもちろん鰻♡。

最後の晩餐でなくても、毎日、毎食鰻♡でもいいと思っている。

しかしながら、現実には経済面及び健康面から、まいどまいどばかり食べるわけにはいかないのである。当然ですが。

しかしながら(逆接2連続ですいません<m(__)m>)、今回の出張先は鹿児島。

そして鹿児島県といえば養殖鰻の生産量日本一!

なんと、鹿児島県だけで全体の40%強!!の生産量を誇っているのである。

とすれば、鹿児島出張=鰻漫遊記(森重かよ!)、で決まりなのである。

 

行ってきたのはうなぎの末よしというお店。

鹿児島市電の天文館電停から歩いて数分の好立地。

ネット情報によると(食べ〇グのことだが)、いつもお客さんが行列をつくる人気店らしいけれど、夜の7時過ぎに訪問したので待ちなし、すぐに2階に通してもらえた。

(お店は夜の8時までの営業)。

先客は奥のテーブルの30歳代くらいのアベック(カップル?)と、小学生くらいの男の子を連れた家族連れの2組。

家族連れの方は食事を済ませて、食後の歓談を楽しんでいるようである。

テーブルの上には大き目のメニューが置かれている。

鰻はは、うな重うな丼で、それぞれ2760円2080円1420円

蒲焼2480円1860円1240円

一品料理の白焼は2000円、肝串焼360円、肝味噌汁220円。

良心的なお値段ではないか!!!ヾ(≧▽≦)ノ

もちろん、でてくる鰻次第ではあるが、お値段だけでいえば、京都や大阪でたべるの半分以下、くらいであろうか。

注文は、うな丼と少し迷ってうな重。そして日本酒のぬる燗🍶

少し待つとぬる燗が先にやってきた。

池波正太郎のエッセイ(確か「むかしの味」)には、商家の主人である吉野さんに連れていかれた鰻屋で、吉野さんから鰻が焼きあがるまで新子の一つも食べることを許さなかった、という話が登場する。

よほど鰻が焼きあがって出てくるまで時間がかかったのであろう。

わたくしも、池波大先生を見習って鰻が出てくるまでぬる燗だけで凌ぐことにする。

ところが、ぬる燗が届いてから5分ほどうな重が運ばれてきたではないか。

じっくり鰻の焼き上がりを待ち、場合によってはぬる燗お代わりでも、と思っていたので少しばかり肩透かしである。

こちらのお店のうな重は、ご飯がそれぞれ別のお重に詰められている。

さっそく鰻の蒲焼をひと口。

・・・・・・・・・

鰻の蒲焼、もちろんウマい。ウマいのであるが、なにか、お味の方も肩透かし、である。

鹿児島の鰻ということで、きっとウマいに違いない!!!と前のめりになっていたわたくし。

前のめりになってたゆえの肩透かし・・・・

何も期待せず目の前にこのうな重が出てくれば、もっとこのうな重を楽しめたはずなのに。

鹿児島での第一夜はすこしばかり残念なものになってしまった。

 

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