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わたくし、何が好きと言って、鰻より好きなものなどない!!、と言い切れるくらいに鰻好きなのである。
鰻はむかしから好きであった。
食べ盛りの高校生のころなど、親がスーパーで売っているパックに入った鰻を買ってくると、それだけでどんぶり飯3杯は軽く食べることができた。
わたくしの鰻好きは今も昔も変わらないのであるが、変わってしまったのが鰻のお値段。
もちろん、私が若いころだって鰻は決して安い食べ物ではなかった。
それでも、決して高給取りではなかったわたくしでも時々外で鰻を食べることくらいはできた。
しかし、ここ10年くらい、慢性的な鰻の不漁のおかげで、鰻のお値段は高止まりしている。
すこし気の利いたお店で鰻を食べると、それなりのお値段になってしまう。
このようにここしばらく鰻とは疎遠な生活を送っていたわたくしであったが、ここにきて京都の鰻の名店「京極かねよ」で鰻のフルコースを食べる機会がめぐってきたのである。
もちろん、喜び勇んで駆け付けました「京極かねよ」へ。
お店は、名前のとおり新京極商店街と六角通が交差するところから少し東に入ったところの南側にある。
操業が明治期ということで、建物にもそれなりの風格がある。
入口で案内を乞うと、1階の奥のテーブル席に通された。
まずは何を置いてもビールである。
ビールはアサヒスーパードライとサッポロ黒ラベルから選べて、注文したのは黒ラベル。
ビールを飲んでしばらく待つと、最初に運ばれてきたのが「うまき」。
京極かねよで最初に口にする鰻、である。
うなぎの蒲焼がだし巻玉子でおおわれている。
一口かじると、少ししっかり目に焼かれただし巻玉子と、しっかり焼かれたうなぎの蒲焼が口中で一体化するよろこび。
玉子焼と鰻の蒲焼、合わないわけがない! ヾ(≧▽≦)ノ
このあたりで黒ラベルの瓶が空いたので、日本酒のぬる燗を追加。
うまきに続いて登場したのが「茶碗蒸し」。
茶碗蒸しって、むかし旅館の晩ご飯によく出てきた覚えがあるけれど、最近トンとご無沙汰。
茶碗蒸しは単品で注文するより、コースの中で箸休め的に出てくる料理。
そうすると旅館の泊まったり、日本料理のコースを頼まないと食べるチャンスがない。
でも、京極かねよでは茶碗蒸しを単品で頼むことができる。
京極かねよの茶わん蒸しには、定番のゆり根や銀杏のほか、しっかり鰻も入っていた。
続いて登場したのが「肝焼き」。
京極かねよの肝焼きは、串ではなく万願寺唐辛子といっしょに皿盛で出てきた。
肝の苦みが酒を進ませる。
というわけで、日本酒のぬる燗も追加。
まだメインのきんし丼を食べていないのに、このあたりでかなり満腹になってきた。
肝焼きを食べていると、真打「きんし丼」の登場である。
うな丼の上に玉子焼きがのっかっていて、一見玉子丼、でも玉子焼きを持ち上げると、その下からうな丼が顔を出す仕組み。
京極かねよに来たら、やっぱりきんし丼は外せないでしょう。
今回は、奮発して「上等きんし丼」。
お腹はかなりいっぱいだったけれど、きんし丼はぺろりと食べることができた。
それにしても今回はよく食べた。
うまき、茶碗蒸し、肝焼き、そしてきんし丼。
お酒はサッポロ黒ラベル1本と、ぬる燗2合。
いやあ、京極かねよを堪能した。
ごちそうさまでした。
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