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今回ご紹介する静雨庵(せいうあん)に初めて行ったのは何時だっただろう。

若いころの一時期、湘南に住んでいたので、そのころに行ったことがあるかもしれない。

定期的に通うようになったのは(といっても、1年に1,2回程度だけれど)、10年ほど前から。

お店は鎌倉駅から御成通りを少し南に歩いて右手(西側)にある路地に入って少し歩く。

ほとんどが地元のお客さんで、観光客はあまり目にしない。

それでも開店時間の11時にはお店の前に2,3人のお客さんが並んでいることが多い。

 

待つのが嫌なので、静雨庵に行くときは、開店時間の10分前にお店に着くようにしている。

この日は土曜日だったけれど、開店時間の10分前にお店に着いても先客はなかった。

お店が開店するまでに、わたくしの後ろに小学生くらいの女の子とお母さん、会話の内容から観光客と分かる中年の男女が短い行列を作った。

暖簾がかかって、店員さんに店内に案内される。

いつもは一人なのでカウンター席に案内されるけど、この日は連れがいたのでテーブル席へ。

静雨庵でテーブル席に座るのは初めて。

サッポロ黒ラベルの中瓶を注文するとメンマが付いてきた。

静雨庵でビールを注文するのも初めてかもしれない。

少し塩気の効いたメンマはビールよりも紹興酒なんかが合う。

でも、静雨庵にあるのはビールだけ。紹興酒なんて、ない。

静雨庵はそんな大きなお店じゃないから、酒ばかり飲んで長居する客なんかが出てくるとほかのお客さんも迷惑だし、お店だってお客さんの回転率が悪くなる。

だからお酒はビールだけにしておくのは正解かもしれない。

 

注文はいつもネギラーメン。

むかしはミソネギラーメンだったけれど、最近はシンプルにネギラーメン。

あまり中華料理屋にはいかないけれど、静雨庵のネギラーメンはわたくし的ラーメンベスト3なのです。

ビールについてきたメンマとネギラーメンのメンマがダブったけれど、メンマ大好きなので問題なし。

今回は連れもいたので春巻きの注文。

お店の人から春巻きは時間がかかると案内されてとおり、ネギラーメンから少し遅れて春巻きがテーブルに運ばれてきた。

 

 

お店の人から熱いから気を付けてと注意されていたけれど、ホントに熱い。

そのアツアツの春巻きに辛子をなすりつけてビールと一緒に食べる。

ラーメンがウマいお店は春巻きもウマい。

食事を終えてお店を出るころには店に入り口に4,5人の行列ができていた。

静雨庵、地元鎌倉のお客さんに愛されている。

 

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