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むかし読んだ鮎川哲也の推理小説に、合同捜査をしていた東京の刑事が、鳥取の刑事に向かって東京の蕎麦を自慢するくだりがある。

蕎麦のの本場は信州だと思っていた鳥取の刑事がそう話すと東京の刑事は、「信州は蕎麦はいいけれどツユがいけない。信州の蕎麦を東京のツユで食べるのがいいんです。」と返すのである。

確かに、東京の蕎麦はうまい。

浅草の並木藪蕎麦といった名店から立ち食い蕎麦まで、総じて京都で食べる同じ価格帯の蕎麦屋よりウマい蕎麦を提供する。

東京の蕎麦がウマいことに異論はないのであるが、それでもわたくしになかには「蕎麦の本場=信州」が刷り込まれている。

そういう刷り込み(思い込み)があるので、信州方面に出張すると昼飯はとりま蕎麦屋を探すことになる。

今回は松本駅近くの蕎麦屋をいつものとおり食べ〇グで検索。

 

 

榑木野(くれきの)松本駅舎店は松本駅のお城口(東口)を出てすぐのところにある。

お昼時には行列ができるお店ということなので、午前10時の開店時間に合わせてお店を訪問。

口明けの客かと思ったら、なぜか妙齢の夫人の先客あり。

気を取り直して通された座席に置かれたタブレットで注文する料理を検討する。

う~ん、総じて値段が高い。

ほとんどの蕎麦が1000円超えで、天ざる系はおおむね2000円台。

わたくし、料理屋の値段高い低いは瓶ビールの値段で判断するのだが、スーパードライの大瓶は970円なので、やっぱりお値段高めのお店のようである。

数百円で高いの安いのという自分の小ささを改めて確認した後で、ざる蕎麦を注文。

ざる蕎麦は税込みで968円。

う~ん、である。(まだ言うか!)

ほかのお店と比較するのもどうかと思うが、先ほどご紹介した並木藪蕎麦のざる蕎麦は900円である。

果たしてこちらのお店のざる蕎麦は並木藪蕎麦超えなのか・・・・(しつこいって!)

 

 

注文してから5分ほどしてざる蕎麦が運ばれてきた。

さっそくつゆにひたした蕎麦を手繰る。

わたくし、江戸っ子ではないので、つゆにはドップシひたすのである。

蕎麦の味、まあ、ふつう、である。

なんでしょう。信州の蕎麦というだけで期待値が上がり、どうしても採点が辛口になるのかもしれない。

お値段も高めだし・・・

なんていいながら、蕎麦は最後の一本まで手繰り、湯桶の蕎麦湯も最後までいただいた。

松本での最初の蕎麦、70点くらいかな(何様!!)。

 

 

 

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