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伯養軒 金華さば棒ずし

2024年3月 仙台駅・駅弁屋で購入(1550円)

駅弁マスターを勝手に自負するわたくしでも、たまに駅弁を「見誤る」ことがある。

ウマそうだと思った駅弁が、そうではなかった、というのは日常ちゃはんじ。

そんなことは想定内なので、見誤るも何もない。

わたくしが見誤るのは、駅弁の「量」である。

前にも書いたけれど、わたくしはお腹が減っていなくても駅弁屋さんにふらふらと立ち寄り、気が付くと駅弁を買ってしまうことが少なくない。

そんなときでも、いちおー駅弁をセレクトするときには、量が少なめのやつを選ぶようにしている。

駅弁屋祭で販売されている「国技館やきとり」や「大舟軒のサンドウイッチ」などはそうしたときに重宝するのだが、さすがにいつも焼鳥やサンドイッチではあきてしまう。

 

そこでわたくしの買い物リストに登場するのが「お寿司系」である。

お寿司って、若い子があまり食べないから、はっきり言っておじいちゃん、おばあちゃん向け(だと思う)。

そして、おじいちゃん、おばあちゃんは総じて少食だからきっと中身も少ないだろう(だと思う)。

お寿司系の駅弁にはそうした「刷り込み」がある。

 

たしかに、ふつーの寿司屋でランチなんかで食べる上握り一人前みたいなものは、大の男が昼飯に食べるものとしては物足りないない。

しかしながら、寿司屋のランチは江戸前の握り多いけれど、駅弁の寿司といえば、そう、押し寿司が多いのである(関西の寿司屋だとランチに押し寿司が出てくることもあるけど)。

押し寿司って、読んで字のごとして、寿司型に入れた酢飯を文字通り押し込んで作るものだから、ご飯のミッチリ度は半端ない、のである。

さきほど紹介した大船軒にも「鯵の押寿し」という有名駅弁があるけれど、見た目ペロッと食べられそうで、実際に食べてみるとお腹マンプクちゃん。

さて、ここでやっと今回ご紹介する駅弁のおはなし、となります。

伯養軒の金華さば棒ずし。

伯養軒って、むかし青森から秋田まで五能線で旅をしたときに食べて以来の駅弁調製元。

この日わたくし、午前中に東京に向かう新幹線に乗車するため、仙台駅構内をうろうろしていたのだけれど、持病が発症して駅弁屋にふらふらと立ち寄ってしまった。

そして「寿司」トラップにつかまり、寿司系駅弁を購入することになったのである。

 

わたくしが乗車した「はやぶさ」は、仙台を出発すると、東京に着くまで大宮と上野にしか停車しない。

とすれば、駅弁を食べるのは大宮に到着するまでになるけれど、仙台から大宮までそんなに時間の余裕があるわけでもない。

そこで、仙台駅を定時に出発した新幹線の車内でおもむろに駅弁を取り出す。

みっちり、である。

それでも早めに食べようと同封されていたキッコーマンの醬油小袋を開けて寿司に醤油を行きわたらせる。

 

また話が横道に逸れるけど、弁当についてくる醤油やソースって量が多すぎて必ず余る。

それでも金魚(プラ容器)に入っていればいいのだが、小袋は余った醤油がこぼれださないように駅弁の入れ物に立てかけたりして面倒なことこの上ない。

駅弁につける調味料の容器は、は金魚に統一すべきだと思う。

 

お腹が減っていないのに、みっちりの鯖寿司を食べる。

もったいないなと思う。自分でも。

おなか減ってるとウマいのに (≧◇≦)

もう、ホントにやめよう。

おなか減ってないときに駅弁買うの。

 

 

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