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出張先での食べ歩きが多いので、お店に行くのは基本的にはひとりである。
外から店の中の様子が見えないと、昔なら尻込みをしたものだけれど、いまは食べ〇グなんてアプリがあるので、扉を開ける前からお店の中の様子を知ることができる。
食べ〇グのおかげで、ここはちょっとわたくしには合わないな、といったお店は予めオミットすることができるので助かる。
ハズレのない、効率的な食べ歩きには食べ〇グはマストアイテムである。
そんな食べ〇グ愛用者のわたくしでも、今回は少しばかりハードルが高かった。
行ってきたのは静岡の青葉横丁。
孤独のグルメにも登場した静岡屈指の飲み屋街、なのである。
青葉横丁は静岡駅の西側にあり、昭和通りを挟んで反対側には、これまたおでんで有名な「青葉おでん街」が並んでいる。
夜の7時過ぎ、初めて青葉横丁に足を踏み入れたのだけれど、時間が早いせいか外を歩いているお客さんの姿はまばら。
外から中の様子がわかるお店が多く、歩きながらのぞいてみると、お客さんが入っているお店は数件だけで、ほかのお店は店主らしき人が手持ち無沙汰にしている。
青葉横丁にあるので、基本的にはどのお店もおでんが売りだと思う。
そのせいなのか、外から見ると、どのお店も同じように見える。
隣のお店との違いが今いち分からない。
どこのお店に入っても同じようなおでんを食べることができそうである。
そうなると、どのお店に入っていいのか分からなくなる。
どのお店も同じなら、目の前にあるお店に入ればいいのだけれど、なかなか踏ん切りがつかない。
そんなこんなで青葉横丁を端から端まで2往復はしただろうか。
さすがに少しばかり疲れた。
不審に思ったお店の人がわたくしのことを見ている気がする。
というわけで、ままよと飛び込んだのが「ようこ」というお店。
最初、スナックみたいな名前だし、ちょっとパスかな、なんて考えたお店に結局入ることになったのである。
お店の中はL字型のカウンターだけの小さなお店で、10人も入ると満員になりそうなくらい。
カウンターの中にはお店のママさんらしい人がいて、わたくしを出迎えてくれる。
L字の短いほうに座り、まずは瓶ビールを注文。
突き出しはきんぴらごぼうなど3種類。
すべて家庭のおふくろの味系の料理である。
料理の注文は、やはりしぞーか(静岡)おでん、であろう。
黒はんぺんはマスト。さてもう一品をどうするか。
ママさんのおすすめは大根だったので、大根注文。
黒はんぺんと大根、削り節が入った容器と一緒に登場。
どちらも味がしゅんでウマい。
ちょっと人心地。
そこに扉を開けて中年男性がひとり。
男性がママに入店の可否を尋ねたところ、ママさん今日は予約でいっぱいだと言って男性に帰ってもらっている。
えっ??? 予約でいっぱいなの??? だったら早く店でないと!!!
なんてことをママさんに伝えると、くだんの男性はいろいろと問題のある客らしくて、予約云々は入店を断る口実だったらしい。
初めてのお店はいろんなことがあって大変だけれど、そこがまた楽しい。
ちくわぶ、しらたき、を追加で注文。
それにしても関西では、おでんにちくわぶはめったに登場しない。
どうしても食べたいものではないけれど、東にきてメニューにあったら珍しさもあって頼んでしまう一品。
ビールから焼酎に変えて、ロックを3杯ほど。
つまみも何か頼んだと思うけど、覚えていない。
お店を出ることにはママさんと京都の話で盛り上がった。
最初はハードルが高かった青葉横丁のおでん屋さん、最後は静岡に来たらまた寄ってみたいと思うようになっていました。
多分行かないけど・・・・・(どっちやねん(≧◇≦))
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