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ミカド 北の駅弁屋さん

2024年2月 東京駅・駅弁屋祭りで購入(1400円)

 

 

もう自分でもいいかげんに卒業したいのだけれど、いまだに止められないのが、おなかが減っていないのに駅弁を買ってしまうという悪癖?である。

例えば、お昼ご飯をフツーに食べて、午後2時ころの新幹線に乗ることになったとする。

お昼ご飯を食べているわけだから、当然おなかは減っていない。

いや、むしろマンプクなのである。

 

そうした状態でふらふらと東京駅を八重洲口にある新幹線の乗車口に向かって歩いていると、やがて右手に見えてくるのが駅弁屋祭。

この店は、たいていお客さんで込み合っている。

最近はインバウンドのお客さんも多くて、お店の中で駅弁を探すのも一苦労といった状況なのである。

フツーなら駅弁屋祭などスルーして、そのまま新幹線に乗ればいいのだが、何も考えないでいると気が付けばお店の中にいたりする。

この時点でもイチオー理性が働いて、今日は駅弁の掛け紙を眺めるだけにしておこう、なんてことを考えたりする。

考えたりするのだが、気になる駅弁があるともういけない。

ここで買っておかないと、次、いつお目にかかることができるのか分からない、などと思う。

一期一会なんて言葉も浮かぶ。

そして気が付けば、駅弁を買うために客待ちが一番少ないレジを探していたりするのである。

 

もう、こうなると理屈ではない。

おなかが減っていようが、マンプクだろうが、結局わたくしは駅弁を購入するのである。

 

今回購入した函館の駅弁調製元ミカドの北の駅弁屋さん。

そのお姿を見かけたとたん、むかし函館駅で食べたミカドの代名詞といってよい「鰊ミガキ弁当」のことなどが思い出され、気が付けば駅弁が入った袋を下げて新幹線の座席に座っていたのである。

 

 

さて、今回食した北の駅弁屋さんであるが、なかなか手の込んだ駅弁なのである。

蕗・人参の炊き合わせ、いかめし、ご飯の上に豚肉煮込み・かにフレークと麻筍千切り・錦糸卵といくら・にしん甘露煮・かずのこ、鮭はらす焼とほぐし身、ズワイガニの甘酢漬け、大根味噌漬けとしば漬け。

北海道の名産品が彩りよく詰め合わされ、まるで玉手箱。

ごはんとおかずのバランスも良く、ご飯に良し、酒の肴に良し。

久しぶりに引き当てた◎駅弁、である。

 

ただ、唯一の問題は、わたくしのお腹がすいていないこと、である。

空腹は最高のスパイス、という言葉が懐かしい。

早く空腹になりたぁぁぁ~い(バイ 妖怪人間ベム)

 

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