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今井本店のきつねうどんにつづいて、今回は炭水化物つながりで「元祖きつねうどん」、大阪は心斎橋のうさみ亭マツバヤ(元「松葉屋」)のきつねうどんのご紹介。
道頓堀にある今井本店からは心斎橋筋を北に向かって進み、長堀通を過ぎたら東に二筋ずれて丼池(どぶいけ)筋をそのまま北に進むとうさみ亭マツバヤが見えてくる。
最寄りの心斎橋駅からだと歩いて5分ほどの好立地。
今井本店は客席が2階にも3階にもあるオオバコだったけれど、うさみ亭マツバヤの席数は50ほど。
玄関の上には店名が入った扁額、そして玄関の横には「元祖きつねうどん」と書かれた木札がかけられている。
そう、こちらのお店は「元祖きつねうどん」。
1915年生まれの二代目店主である宇佐美辰一氏の話をまとめた「きつねうどん口伝」という本が、ちくま文庫から出版されている。
うどんとお揚げさんの組み合わせは誰でも思いつく、なんて言う奴は、
コロンブスの卵🥚 (-_-メ)
なのである。
そう、誰でも思いつくといわれるものは、結局、ファーストペンギンが出てくるまで、誰も思いつかなかったわけである。
どうでもいい講釈はこの辺にして、心斎橋のお客さんを訪問した後、歩いてうさみ亭マツバヤに向かう。
午前11時半過ぎ、かろうじて一番奥の2人掛けのテーブル席が空いていた。
わたくしが入店した後、お店の外にはお客さんの行列ができ始めた。
今井本店と同様、うさみ亭マツバヤも行列ができるうどん店なのである。
さすが、元祖きつねうどん。
メニューには「しっぽくうどん」や「おじやうどん」といった魅惑のうどんラインナップが並んでいるが、初心貫徹できつねうどんを注文。
ちなみに、きつねうどんのお代は600円で、450円のかけうどん、580円のわかめうどんに続いてお値段お安いほうから数えて3番目。
ありがたい話である。
元祖きつねうどんが600円、コンビニ弁当並みのお値段でいただける。
運ばれてきたきつねうどん、うどんの上に大ぶりのお揚げさんが1枚。
今井本店はお揚げさん2枚だったが、元祖は1枚で勝負。
そして、お揚げさんの上にかまぼこ、少々のおネギさん。
お汁をすすると、お出汁がきいて、ほっこり。
関西風の自己主張の少ないやわ麺との相性もいいい。
お揚げさんにもしっかりとお出汁の味がしゅんでいる。
正直言って、ムチャクチャうまいといったうどんではない。
けれど、最近はやりの尖がったうどんは何回か食べると飽きる。
ここのうどんは毎日食べても、夏がいつまでも終わらない(秋(飽き)がこない)。
ちゃんちゃん。
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