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松栄軒 西郷せんべいと黒豚めし

2024年1月 鹿児島中央駅・鹿児島銘品蔵で購入(1280円)

前回は高知の駅弁をご紹介しましたが、今回から全3回で鹿児島の駅弁をご紹介します。

最初の駅弁を購入したのは、鹿児島中央駅の改札を出たところにある鹿児島銘品蔵。

鹿児島中央駅は、九州新幹線の終着駅である。

ちなみに、鹿児島中央駅はむかし西鹿児島駅と呼ばれていて、東京や関西を発着するブルートレインの終着駅だった。

14系14形や同15形、24系24形や同25形といった客車車両の方向幕に、特急の名前とともに西鹿児島の文字を見つけると、小学生だったわたくしの胸はキュン♡と時めいたものである。

(わたくしは「あかつき」や「彗星」に使用されていた24系25型推しです。)

西鹿児島駅にはとうとう来れずじまいであったが、九州新幹線が開通したときに西鹿児島駅から鹿児島中央駅に改名した後、仕事でなんども鹿児島にやってくるようになった。

 

さて、鹿児島中央駅で求める駅弁といえば、昭和4年に出水駅で駅弁を販売した「松栄軒」抜きには語ることができないだろう。

代表作(だと思う)である「えびめし」をはじめ、鹿児島黒豚を使用した駅弁が人気(だと思う。だと思うばかりですいません。)

えびめしは阪神百貨店の「名物駅弁とうまいもんまつり」の常連であり、わざわざ鹿児島で購入しなくても、時期を待てば大阪で購入することができる。

 

 

そうなると、狙いは必然的に鹿児島まで来ないと手に入らない駅弁、である。

今回の出張で最初に目についたのが「西郷せんべいと黒豚めし」。

ところで、どうでもいいことであるが、わたくし、掛け紙に書かれた「黒豚めし」の「し」が、「~」としか読めず、「黒豚め~」とは何ぞやとウエブで調べたがわからず、松栄軒のホームページを見て「~」が「し」であることが判明した。

たしかに、大事な自分の会社の駅弁に「黒豚め~」などと意味フ(明)な名前は付けんわな。

 

次の問題は、「西郷せんべい」である。

西郷は、西郷吉之助、西郷隆盛、西郷どん、であることはわたくしでも分かる。

しかし、その西郷に「せんべい」がくっ付いて駅弁に入るとどうなるのか。

正解は ↓ である。

 

 

駅弁の蓋を取ると、

半分西郷せんべい! ( ゚Д゚)

わたくしのそれなりに長い駅弁人生でも、その半分が煎餅になっている駅弁は見たことない。

さらに、である。煎餅に描かれた西郷どんをよく見ると、浴衣を着て犬を連れている。

ここは鹿児島なのに、

これって上野公園の西郷どんやん!! ( ゚Д゚)

上野公園に銅像を建てる時、かの西郷隆盛に浴衣を着せるとは何事かと薩摩方面から反対の声が上がったと伝え聞くが、今となっては軍服なんかを着た西郷どんより、浴衣の西郷どんが地元でもメジャーとなっているのだろうか。

でも、まあ、軍服の西郷どんより、浴衣のほうが若者受けはしそう。萌える♡、みたいな。

鹿児島出張初日から、こんな素敵な駅弁を掘り当てたわたくし、果報者です。

 

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