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前回に続いて博多のB級グルメのご紹介です。
「味の明太子ふくや」の「辛皇(ホットエンペラー)」。
そう、名は体を表すで、チョー激辛の辛子明太子です。
この明太子の存在を知ったのはテレ東の「ゲキカラドウ」というテレビドラマ。
飲料メーカー「ロンロン」の東京支社に勤務する主人公猿川健太(桐山照史)が、上司の谷岡和彦(平田満)から激辛道(ゲキカラドウ)を紹介されたことがきっかけで、ゲキカラに目覚めるという他愛もないお話。
こういうおそらく、仕事や、これからの人生に全く役にたたないであろうというテレビドラマがわたくし大好きなのである。
だからまいどまいど、録画をして全話視聴させてもらいました。
ドラマに登場するのは、当然ながら東京やその近郊で「ゲキカラ」を提供するお店。
したがって京都在住のわたくしとしては、なかなかお店をたずねてゲキカラドウに接する機会がない。
歯がゆい思いでゲキカラドウを視聴していたある日、激辛もつ鍋が登場するお話の中に博多の激辛辛子明太子、そう、今回ご紹介するホットエンペラーが登場したのである。
嗚呼、なんとわたくし、その一週間後に博多に出張することになっている。
お店は無理でもホットエンペラーなら何とかなる。欣喜雀躍。
さて、ここで前回のB級グルメブログの続き。
所用を済ませた後、博多駅に戻って博多一幸舎博多デイトス店で「泡系(あわけい)」ラーメンをいただきました。
その後、ホットエンペラーを探し求めて博多駅の構内を徘徊し、どうにか乗車予定の新幹線が発車する15分前に「味の明太子ふくや」を発見。
はやる気持ちを抑えてお店に入ると、冷蔵ケースの中にわたくしが探し求めたホットエンペラーのお姿が。
新幹線の時間が迫っていることでもあり、さっさと会計を済ませてお店を後にしたかった。
でも、こういう時に限って遭遇するんですねえ、支払いにやたらと手間取るおばちゃんと。
心の中で足踏みをしながら、おばちゃんが小銭入れをかき回して現金で支払いを済ませるのを待って、電光石火で支払いを済ませて新幹線のホームへ。
自宅に帰り化粧箱を開けると辛子明太子が三腹、いや、小さいブツも含めると四腹。
そして「辛皇醤」という謎の液体が入ったプラボトルが一つ。
説明書きを読むと、「カプサイシンは味の明太子の13.5倍、別添タレのみ25倍」とある。
この13.5倍や25倍がどの程度のすごさなのか、よく分からいままホットエンペラーを皿にとりだして端っこをひと口。
味がしない・・・・・
辛いではなくて、イタイ・・・・((+_+))。
なんだろう、辛子明太子の美味しい部分をぜーんぶ取り去って、痛みの成分だけを残した感じ、とでも言おうか。
せっかくなので別添えのタレをかけてから味見をすると、
イタ~イィィィ~🌶 \(゜ロ\)(/ロ゜)/
もはや、これを完食するのは「修行」である。
なんで、味の明太子ふくやは、こんな辛子明太子を世に出そうと思ったのか。
社内で試食した時に誰か「これはダメでしょ」なんていう人がいなかったのか。
なんてことまで考えてしまうくらいにトンデモナイ辛さ、なのである。
これはとても一人では手に負えないと家族に勧めてみるが、だれも手を出そうとしない。
この段階でこの激辛明太子の始末は自己責任。
そう、しばらくホットエンペラーをわたくし一人で食べ続けました。
が、とにかく減らない。
箸の先に少し付けたのを口中に投入するだけで口中に激痛が走るので、食事一回当たりの消費量は、いわば「ミリ単位」。
けっきょく、賞味期限を半月ほど過ぎてどうにかすべてのホットエンペラーを食することができました。
教訓 ホットエンペラーを買うなら仲間を募ってから
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