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ゴーゴーカレーを初めて食べたのは北陸新幹線(当時は「長野」新幹線と呼んでいた)が金沢に延伸される前、改修を続けていた金沢駅の構内にあったお店だったと思う。

そのころは今ほど金沢カレーはメジャーではなかった。

ステンレス製のお皿に盛られたカツにドロッとしたルーがかけられた金沢カレーは、その名のとおり京都に住む私にとっては、金沢に行かないと食べられないB級グルメだった。

ところが、あれよあれとという間に金沢カレーは全国区となり、今回訪問したゴーゴーカレーはいろいろなところで食べられるようになった。

京都でもいつのまにかJR丹波口駅の近くに「ゴーゴーカレー京都丹波口駅前スタジアム店」ができていたり、一時はヨドバシ京都にも「カレーの市民アルバ」が出店していた。

家の近所のスーパーマーケットでもゴーゴーカレーのレトルトを販売している。

 

そんこんなで今では珍しくもなんともない金沢カレー、そしてゴーゴーカレーではあるが、今回訪問したのは、ゴーゴーカレーの

☆彡 金沢駅総本山 ☆彡 ( ゚Д゚)

これまでにも今や全国区となった一風堂、天下一品、大阪王将、餃子の王将などの本店、総本店、1号店などを巡礼してきた。

さて、ゴーゴーカレーの総本山はどうなっているのか。

何時ものように食べログで場所を調べて金沢駅のにあるお店に向かう。

 

 

店先には土産用のレトルトパックなんかが積まれていて、なんだかゴチャゴチャしている。

見る限りフツーのお店で特別感ナッシング、総本山感ナッシング、である。

思えば福岡の天神にある一風堂の総本店はその名に恥じない立派なものであった。

一風堂と比べてどうなるものではないが、それにしても、である。

 

そもそもゴーゴーカレー、現在の本社は金沢にあるが、一号店は東京の新宿にあった。

確かそのころは本社も有楽町だった。

金沢カレーブームの火付け役ではあるが、その実態は東京のカレー専門店。

そう考えると金沢総本店がこの程度(失礼!)なのも分からないではない。

お店のメニューを見てみると、こちらのお店限定、一日5食限定で総重量が2キロにもなる「百万石カレー」なんかもあって、メニューにはそれなりのスペシャリティー感、総本店感もある。

 

 

さすがに百万石カレーはわたくしの手に負えないので、ロースチキン、チキンカツ、シャウエッセン×2、エビフライ、ゆで卵がのっかった兼六カレーを注文。ご飯の量は中の300g。

百万石カレーほどではないが、こちらも軽く1,000キロカロリーオーバー(だと思う)で、オジサンが食べるものではない。

そう、オジサンが食べるものではないが、せっかく総本店まで来たのだからなにか記念になるものを食べておきたいのである。記念受験ならぬ、記念カレー。

パートらしいおばさんに注文してから10分ほど、わたくしの注文した兼六カレーがやってきた。

 

 

ロースカツ、チキンカツのダブルカツが秀逸である。

トッピングのソーセージは、名もなきソーセージではなくブランド物のシャウエッセン。

食文化圏が被っていると思われる名古屋名物えびふりゃー&ハーフカットのゆでたまご。

食べると金沢カレーらしい甘みがかった粘度の高いカレールー。

何だかんだと申し上げたけれど、食べるとウマいゴーゴーカレー。

開店時間直後にお店に行ったので他のお客さんは30歳くらいのカップル2人だけであったが、彼らは帰るときに山のように(まさに山のように)レトルトを土産に買っていた。

わたくし、さすがにレトルトを購入することはなく兼六カレーをいただいた後は会計を済ませてお店をでた。

兼六カレーご飯中、1400円。

 

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