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広島駅弁 ふく寿司

2023年12月 広島駅・新幹線改札内廣島驛辨當売場で購入(1100円)

 

 

今回は広島駅弁が調製元のふく寿司、である。

わざわざ調製元の話をするのは、以前のふく寿司の調製元は、広島駅弁ではなく、小郡駅弁という会社であったからである。

10年ほど前、下関駅の立ち食いそば屋の店頭で販売されていたのを購入した時には確か小郡駅弁が調製元であったと記憶している。

しかし、その後に小郡駅弁が駅弁事業から撤退したことを受けて、広島駅弁がふく寿司の調製元になった。

今回、さらにふく寿司の歴史?を調べてみると、もともとは下関にあった下関駅弁という会社が調製元であったことが分かった。

下関駅弁が小郡駅弁に吸収合併されたことにより小郡駅弁に承継されたふく寿司が、さらに広島駅弁に承継されたようである。

 

さて、ふく寿司であるが、何より見た目がイイ。

駅弁としては異色の丸い容器に入れられ、紙製のふたには可愛いフグのイラストが絵が描かれている。

わたくしなんかは、この容れ物だけで若者にバズる、ばえる、のではないかと思うのであるが、ふく寿司がバズった、ばえたという話は、残念ながらこれまで寡聞にして知らない。

そもそも今の若い子は駅弁など食べないのかもしれない。

いや、きっと食べないのであろう。

 

しかしながら、肝心のふく寿司の中身は、なかなかのものである。

酢飯の上に錦糸卵、ふぐ唐揚、えび酢漬け、くらげうに、ふぐ皮ぽんず。

 

 

そう、全体的に酒のアテ寄りな内容となっている。

むかし、山口の裁判所に通っていたころ、帰りの新山口駅でふく寿司と山頭火という地酒のワンカップを求めて京都に帰る新幹線の中でいただくことがルーティンになっていた。

今回、久しぶりにふく寿司を頂いたが、時間が記憶を美化していたせいなのか、昔食べたほどの感動はなかった。

それでも広島から京都に向かう新幹線の車内では、ワンカップの日本酒のアテとして活躍をしてくれたのである。

 

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