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焼鯖そうめん。

滋賀県長浜市の定番郷土料理である。

いわれを調べると、

「長浜には、「五月見舞い」といって、農家に嫁いだ娘のもとへ、娘を案じる親が焼鯖を届ける風習があります。その焼鯖とそうめんを炊き合わせて作る「焼鯖そうめん」は定番の郷土料理です。」

「また、長浜曳山まつりの客人をもてなすハレの日の一品です。」

「親の愛、おもてなしの心をこめた「焼鯖そうめん」は、多くの人に愛され、長浜のお店にもそれぞれの味が受け継がれています。」

ということらしい。

長浜・米原を楽しむ

 

わたくし、長浜で焼鯖そうめんをいただくのは今回が2回目である。

今回おじゃましたのは、焼鯖そうめんといえばココ!!と最初に名前が上がる(たぶん)

翼果楼(よかろう)

というお店。

お店があるのは長浜の観光スポット黒壁スクエアのご近所。

 

 

大津地裁長浜支部で行われた裁判に出廷した後、開店時間に合わせてお店に向かうと、小雨模様の天気にもかかわらず入口の前には中年の男女4人のグループが開店を待っていた。

4人組の後ろにわたくしが並ぶと、その後に別のグループが並びだす。

開店時間になるとお店の人が出てきてお客さんを案内してくれる。

お店は畳敷きで、入口で靴を脱ぐ。

わたくしたちが通されたのは座卓が4つほどある入れ込みの座敷。

わたくし以外は全てグループできたお客さん。

座布団に腰を下ろすと店員さんがさっそくお茶と急須を運んできてくれる。

座卓にはメニューが置いてあるが、わたくしを含めお客さんすべてが焼鯖そうめんを注文。

 

隣の座卓に座っている中年男女4人のグループ、漏れ聞こえてくる話から、どうやら愛知県から来た観光客のよう。

そのうちの一人であるおばさんが、焼鯖そうめんは初めてとキャピキャピはしゃいでいる。

若い女の子がキャピキャピと騒ぐのはうるさいだけだけれど、おばさんのキャピキャピは見苦しい。いや、痛々しい。

そうこうするうちに焼鯖そうめんが運ばれてきた。

 

翼果楼の焼鯖そうめんを初めて見た印象は、

美しい ( ゚Д゚)

というものでした。

焼鯖自体はゴツゴツとしていて、全体が茶色の地味な見た目なのだけれど、盛り付けが美しいのである。

焼鯖の岩石、そうめんの河川。長浜の山水画。

いただいてみると、つゆがしゅんだそうめんがウマい。

つゆに麺が浸かっていないので、調理から時間が経っても麺が延びない。

しっかりと出汁で炊かれた焼鯖は噛むと滋味があるれ出す。

じつはこれまでに何度も翼果楼の前を通ったことがあったのだが、店先の行列を見てお店に入ることを断念してきた。

この日、はじめてお店に入ってその人気の理由がよく分かった。

馬には乗ってみよ 人には添うてみよ、そして焼鯖そうめんは食べてみよ。

 

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