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よく考えてみると、福岡で食事をするときには、2回に1回くらいの割合でうどんを選んでいる気がする。
いうまでもなく、福岡、特に博多や小倉にはおいしいものがたくさんあるのに、気が付くとうどんをいただいている。
移動時間の合間にうどんをいただくことが多いので、利用するのは駅のスタンドや駅ナカのお店がほとんどである。
ただ、うどんと一口に言っても博多と小倉ではいただくうどんは別である。
博多では博多駅バスターミナルにある「牧のうどん」や、駅から徒歩圏内にある「大地のうどん」でいただくのはごぼう天うどんが多い。
大地のうどんのごぼう天は、うどんの上に組み上げられた井桁のようになっており、食べるのは難渋するが、揚げたてのごぼう天の味は格別である。
一方、小倉では駅のホームにある北九州駅弁直営のスタンドでいただくかしわうどんの、かしわのフレークからしみだした脂が溶け込んだお汁の味も秀逸で、大地のうどんのごぼう天と甲乙つけがたい。
自分の中では、博多はごぼう天うどん、小倉はかしわうどんというすみ分けができているのである。勝手に。
というわけで、ごぼう天うどんを食べるべく行ってきたのは、博多駅の博多一番街にある「大福うどん」というお店。
博多口の方から駅構内に入り、左手に曲がったところにあるエスカレーターで地階に降りる飲食店が軒を連ねる博多一番街がある。大福うどんはその一角にある。
博多駅構内のお店だけあって、朝の10時なのにお店の中はお客さんでほぼ満席。
案内されたカウンター席に置いてあったメニューをみると、「かけうどん」の450円が最安値で、最高値はビジュアルを思い浮かべるのに時間がかかりそうな「肉温玉ごぼうぶっかけ」が1150円。
あと、1000円前後でうどんと丼物のセットメニュー多数。
ごぼう天うどんを注文するつもりだったけど、よくみると「丸天ごぼう天うどん」があり、ふつうのごぼう天うどん600円より120円高いだけの720円。
というわけで、注文は丸天ごぼう天うどん。
ただ、メニューの写真を見ると、こちらのお店のごぼう天は、練り物の中にごぼうが入っているさつま揚げ系のようである。
わたくしとしては、大地のうどんのようにごぼう素揚げ系が好きなのだが(さつま揚げ系はカロリーも高いし)、こればっかりはしかたがない。
そもそも、博多でごぼう天うどんを食べると、ほとんどがさつま揚げ系のごぼう天が使われていて、大地のうどんのような素揚げ系の方が少数かもしれない。
さて、5分ほど待つと料理が運ばれてきた。
丸天が想像以上にデカい。
写真で見てさつま揚げ系を想像していたごぼう天は、どちらかといえば素揚げ系寄りでうれしい誤算である。
さっそくお汁をすすると九州らしい甘口。
うどんは、エッジの立った讃岐系うどんと、お汁をすって増殖をつづける牧のうどんの中間の食感で、特に特徴なし。
お汁を吸ったごぼう天ウマし。
丸天、完食したらマンプク間違いなしデカさである。
さて、今回紹介したうどんは、博多駅で食べたということ以外に何ということはないものであった。
ただ、それを言い出すとこのブログで紹介するB級グルメの大半はそうしたものである。
この点をあまり深く考えるとわがブログのレーゾンデートルの自己否定になるので、あまり触れないようにします。
今さらながらですが。
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