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福豆屋 海苔のりべん
2023年6月 東京駅・駅弁屋祭で購入(1100円)
先日、福島市在住の方と仕事を一緒にさせてもらうことがあった。
福島市にはなかなか行く機会が恵まれないので、その方に福島市の名物は何ですかと尋ねたところ、
福島市には名物がない ( ̄▽ ̄)
と即答された。
わたくし、いやいや喜多方ラーメンなんかあるじゃないですかと返すと、
あれは会津だから福島市ではない( ̄▽ ̄)
と返された。
それじゃ、海苔べんはどうかと重ねて聞いてみると、
海苔べんは郡山市で、福島市の名物ではない( ̄▽ ̄)
と返されてしまった。
そう、わたくしのような県外に住む者にとっては喜多方ラーメンも海苔べんもみんな福島名物だと思うのだが、福島市在住の方にとっては福島「県」の名物と福島「市」の名物は別物(-_-)という認識なんですね。
というわけで、今回ご紹介するのは福島県郡山市の福豆屋さんが調製する「海苔のりべん」。
福豆屋さんの駅弁をいただくのは5年前の「驛」以来で、ずい分と久しぶりである。
驛はずい分と凝った駅弁だったが、今回の海苔のりべんの陣容は次のとおりである。
おかずは、甘めの味付けの玉子焼、海老芋と人参の煮もの、きんぴらごぼう、かまぼこ。
のり弁はご飯の間にもう一枚海苔と佃煮が挟まった二段方式が採用されている。
のりべんという名前からシンプルな駅弁を想像してしまうが、どうしてなかなか手の込んだ駅弁なのだ。
ところで、わたくしより少し上の世代が懐かしい弁当として、いの一番にあげるのが海苔弁である。
やれ海苔は一段がいいだの、いや二段が正当だの、弁当は蒸らしてから食べないとウマくないだの、海苔弁ネタは特定の世代にとって郷愁をかきたてるアイテムになっているようである。
そうした自家製の海苔弁もいいけど、やはりプロの福豆屋さんの海苔のりべんは手が込んでいて、これと同じものを家庭で調理しようとしてもなかなか大変。
このように、ひと口に海苔弁といっても色々とあるわけだが、海苔弁だけはどれを食べてもハズレがない(確信 (‘ω’)ノ)
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