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はじめて福澤徹三さんの作品にふれたのは「侠飯(おとこめし)」だったと思う。
荒唐無稽な設定にもかかわらず、最後までぐいぐいと読ませる食をテーマにした一流のエンタメ作品である。
侠飯は人気シリーズとなり、現在は第8作となる「侠飯8 やみつき人情屋台篇」が刊行されている。
福澤徹三さんは、侠飯以外にも食をテーマにした作品が数多くある。
そのうちのひとつが「作家めし」である。
新人編集者が隠居同然の老作家の自宅に通うなかで、老作家がお取り寄せした日本全国の料理を一緒に味わうというグルメ小説。
この作品の中で紹介されていたのが京都から取り寄せた「ほし山」のキムチである。
京都だったらわざわざ取寄せなくてもお店に買いに行くことができる。
早速ネットでほし山のことを調べてみると、本店は右京区の梅津にあることが分かった。
公共交通機関でほし山の本店に向かうには京都の市バスを利用するしかないが(阪急嵐山線の松尾大社駅から歩くと30分はかかる)、車や自転車を利用すれば便利である。
というわけで、休日の昼下がりに自転車を利用して行ってきました、ほし山の梅津本店に。
市内の中心部からだと、四条通をひたすら西に進み、梅津段町の交差点を超えて最初に見えてくる橋を渡ってすぐに左折すると、ほし山梅津本店に到着する。
本店は、月曜日、水曜日、金曜日が定休日で、お店がやっているときでも昼の12時から夕方の5時までしか営業していないので営業日と営業時間は要注意である。
お店に入ると冷蔵ストッカーの中にはところ狭しとキムチが並んでいる。
初めてお店を訪れたこともあって、目移りしてなかなか買うべきキムチが決まらない。
迷いに迷って、最後はこってり味の白菜キムチ、甘辛味の白菜キムチ、そして大根サイコロキムチを求めることにした。
ほし山のホームページによると、
こってり味は「キムチ鍋の特選素材!あみえびの塩辛入りです。」。
甘辛味は「豚キムチなどの炒め物に最適!あみえびの塩辛入りです。」
大根サイコロキムチは「あみえびの旨みがコクを、桃果汁がカクテキならではの甘みを引き立てます。後味すっきりの人気の定番カクテキキムチです。」
会計を済ませてお店を出ると、店先に置かれたベンチでお店で購入したキムチを取り出して缶ビールと一緒に食べているオジサンがいた。
このオジサン、キムチ食べるの家までガマンできなかったんだ。
それにしても店先でキムチを食べてる人を初めて見た。
わたくしの場合は購入したキムチを自転車の前かごに入れて自宅に持ち帰りました。
ほし山のキムチは
5日間熟成するだけで乳酸菌が約37倍になるんです。( ゚Д゚)
らしいのだが、5日間も待つことなどアウト・オブ・クエッションである。
自宅にもどり、早速ビールのお供に甘辛味の白菜キムチを食べてみた。
食べる前の情報の刷り込みによる予断があったことは否定しないけれど、ふだんスーパーで購入するキムチと違って味が深い。
オキアミの塩辛が用いられているせいなのか、唐辛子の単調な辛さではない味の深みがある。
と、まあ、へたくそな食レポはこの程度にしておくとしても、
とにかくウマい! ヾ(≧▽≦)ノ
これは一食の価値ありです。
因みにほし山には西院にも支店があり、こちらは営業日、営業時間とも本店より利用しやすくなっています。
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