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お客様がいるので、これまで何度となく香川を訪問しているが、果たしてうどん以外の食事をしたのは何度あるのか考えてみた。

高松市内にある竹内食堂で、濃厚な味わいの「かしわバター丼」を何度か食べたりもしたが、香川県におけるほとんどの食事はうどんである。

高松道の津田SAでは土日限定で販売されている「うどんバーガー」なども食したことがあるが、これも「うどん」である。

よく言われるように高松市内では喫茶店よりうどん屋さんの方が多いという事情もあって、何か食べるときは必然的にうどん屋さんに落ち着くようである。

競争が激しい土地柄ゆえか、これまで食べたうどんで「ハズレ」は一度もない。

 

そうしたなか、今回は香川県で初のラーメン店訪問である。

いつは、いろいろなうどん屋さんに連れて行ってくれるお客様が案内してくれた。

ウマいとはいえ、何時もうどん屋さんばかりだとかわいそうだと同情してくれたのかもしれない。

 

 

今回行ってきた「らぁ麺Labo 七施」は高松道の津田東ICからすぐ、お店は国道11号線に面しているので車で訪問するのに都合がよい。

訪問した時は、年配の女性と中年の男性が調理と接客を担当している。

見た目が似ているので母親とその息子さんであろうか。

内装には木がふんだんに使用されて、照明器具も凝ったものである。

ラーメン屋さんというよりはおしゃれなカフェといったたたずまいである。

「らぁ麺Labo」というこ洒落た店名に合っている。

 

注文は食券制になっており、甘エビ、鶏白湯、魚介だしでスープをとりストレート麺を使った「えび白湯ラーメン」と、魚介だしと鶏ガラでスープを取りちぢれ麺を使った「えび清湯(ちんたん)ラーメン」の2種類。

ご飯ものには「チーズリゾット」があり、後で判明したのだが、スープを少し残しておいてそこに追加で投入していただくようである。

いただいたのはえび白湯ラーメン。

お客様が一緒に行った税理士事務所の方々分も含めて食券を求めてくれた。

 

 

運ばれてきたえび白湯ラーメン、甘エビ、鶏白湯、魚介だしを使ったスープをひと口飲んでみると、コクがあるのにしつこくない。

魚介の旨味を強く感じる上等なスープに仕上がっている。

ストレート麺はあまりスープと絡まないので、ドンブリを持ち上げてスープをすする。

ひさしぶりに絶品のスープに出会った。

無加水、全粒粉を使用したストレート麺も小麦の味を感じることができて絶品のスープに負けていない。

赤身中心のチャーシューも丁寧に仕上げられている。

 

大変失礼な物言いであるが、さぬき市のロードサイドでこれほど完成度の高いラーメンに出会えるとは想定外であった。

うどんだけじゃない!香川県 ヾ(≧▽≦)ノ

なのである。

 

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