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松江駅前の「居酒屋 楽楽」で松江の地の物、地酒でひとり呑みを楽しんだ翌日、幸い二日酔いにもならずに朝から快調である。
昨日の雨がからりと上がり、朝の松江市内はすがすがしい空気に満ちている。
こんな朝はオッサンだって気持ちがイイ。
今日の仕事は税金関係のセミナーの講師。
午前と午後のダブルヘッダーである。
気持がいいので松江城の隣の会場まで歩いて向かうことにする。
初めて真冬の松江城に行ったときは、市内の観光用循環バスに乗車した。
車内のアナウンスは松江出身の佐野史郎さんだった。
吹雪の中に佇む松江城は思った以上に威厳があった。
ふだん、城に全く興味がないオレでも、松江城に来ることができてよかったと思えた。
で、オレのどうでもいい昔話はこれくらいにして、B級グルメの紹介である。
今回、予め下調べをしておいたのは「そば岡本」というお店で、島根名物の割子そばを提供しているようである。
午前中のセミナーを終えて、会場の島根県民会館から10分ほど歩いてお店に到着。
暖簾が出ていなければふつーの民家である。
やたらと存在感のある玄関先のエアコンの室外機。
柱に下げられた営業中に札を確認してから、玄関の引き戸(お店の入り口というべきか)を引いて中に入る。
・・・・・
なかは普通の家の玄関そのまま、である。
案内を乞うと、しばらくしてから女将さんらしい女性が登場。
靴を脱いでテーブルがいくつか並んだ和室に案内される。
ほぼ親戚の家におじゃましている感じである。
先客は中年の男女ふたりで、会話の内容からすると夫婦ではなさそう(どうでもいいけど)。
メニューを確認して割子そばと日本酒のぬる燗を注文。
すると女将さん、うちはコップ酒なのでぬる燗ができないとのこと。
レンチンでもかまわないとお願いすると、調理担当(だと思う)ご主人に相談に行って、おそらくレンチンしてくれたのだろう、ぬる燗のお酒を持ってきてくれた。
(ご無理をきいていただき<m(__)m>)
お酒は伯楽という地酒ということで、ぬる燗でいただくと、一合450円で提供されているお酒とは思えないうま味を感じる(値段のことをいうとイヤらしいな)。
昼からの仕事がなければ、間違いなくお代わりしていた。
そうこうするうちに、割子そばが運ばれてきた。
そば3枚。薬味は、ねぎ、かつぶし、大根おろし、のり。
あまり他のお店では見かけないけど、最初から蕎麦湯が供されてくる。
さっそく手繰ったそばは、エッジの利いたしっかりとした食感。
おつゆの味はかなり濃い目だけど、自分の好みの味である。
そば通は、おつゆが濁るから薬味を使わないというけど、こちらはそば通でも何でもないので、そばの上に薬味オールのっけでいただくことにする。
大根おろし、濃い目のつゆに合う。
かつぶしと、のりはアクセントにちょうどいい。
ねぎ、大好きだけど気を付けないと歯の間に挟まるので要注意である(「のり」のお歯黒も要注意)。
岡本のそばは、ご飯によし、酒のアテによし、何でもよし、である。
後日、島根県の人に聞くと、同じ島根のそばでも、出雲地方と松江ではおつゆの味わいが随分と異なるそうである。
今回は松江のそばを堪能したので、次はぜひ出雲のそばをいただいてみたい。
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