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少し前にこのブログで加古川駅のマネキダイニングの天ぷらそばを紹介しました。
姫路をはじめとする播磨地方のソールフードの「まねきそば」。
和風の出汁に中華麺を使った、いってみればそれだが特徴のそばなんだけど、食べると不思議とハマる味なのである。
で、今回は姫路のおとなり、加古川市の天ぷらそばに続くB級グルメのご紹介。
行ってきたのはJR東加古川駅から歩いて10分ほどの加古川食堂。
お店は加古川総合文化センターの中にある。
オジサン、近くに用事があったので、先に用向きを済ませ、駅に戻る途中に昼飯を食べに立ち寄った。
この日は炎天下で、少し歩くだけで汗が噴き出すような陽気。
お店に入ると冷房が利いていてホッとする。
午前11時半ころだったけどテーブル席は家族連れでほぼ満席。
平日だったので母親と就学前の子供のグループが目に付く。
一方でソロオジサンは皆無。
だけど誰もオジサンのことなんて気にしていないので気まずさみたいなものは感じない。
オジサンが案内されたのは8人くらいかけることができるテーブル席で、客はオジサンだけ。
置いてあったメニュを見ると、一番上に「加古「食」ナポリタン」なるものを発見。
オジサン、一目見たときに「加古「川」ナポリタン」と読み間違えてしまったので、注文を取りに来た店員さんに、これは地元のB級グルメか何かですか、と聞いてしまう。
店員さんの説明は、ケチャップをたっぷり使ったナポリタンです、とのこと。
加古川食堂のナポリタンなのでこうした名前が付いたんだろう。
メニューには加古川のB級グルメ「カツメシ」もあったので、どちらにしようかけっこう迷ったけど、頭の中に真っ赤なナポリタンの絵ができてしまっていたので「加古食ナポリタン」を注文。
暑かったのでビールの一杯も飲みたかったけど、メニューを見る限りビールはない。
まあ、子ども連れが多い客のなかでオジサン一人がビールを飲んでる図というのも如何なものかと思われるので、今回はビールなし(これが働いている人のフツーの昼飯だけど)。
店内が込み合っているせいなのか、加古食ナポリタンは注文してから15分くらいして登場。
タバスコと粉チーズを付けた正統派ナポリタン。
さてオジサン、ナポリタンについてくる粉チーズの扱いについては毎度思い悩むことがある。
そのものずばり、粉チーズをどれだけかけたらいいのか、といった問題である。
平松洋子さんに、粉チーズをテーマにしたエッセイがある。
彼女がカフェでお茶していると、後ろの席からマラカスを振るような音がする。
気になって振り返ると、20代後半と思しき女性がナポリタンにせっせせっせと粉チーズを振りかけている。
その音がマラカスの音に聞こえたのだが、しばらくたっても音がやまないので再び振り返ると、彼女の前においてあるナポリタンが粉チーズで覆われて真っ白になっていたというお話。
オジサンはさすがにそこまで粉チーズを振る勇気はない(塩分も高そうだし)。
が、それでもナポリタンに粉チーズの雪を降らせて、春先の7合目くらいまで雪に覆われた富士山と同じくらい我がナポリタン粉チーズマウンテンを育てたいと思っている。
この日は、最初5シャカ(粉チーズを振る音)して、そのあと悩むふりをしながら(観客0の孤独な演技)さらに5シャカ。
半ばまで食べ進んだところでさらに5シャカ、合計15シャカで手を打った。
なお、さすがに塩分摂取過多が心配されたので、タバスコは申し訳程度に使わせていただきました。
ちなみに加古食ナポリタン、味も正統派で、けっこうイケました。
ごちそうさんでした。
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