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河原町通と今出川通が交差する出町の交差点。

出町の交差点、オジサンが仕事で京都家庭裁判所に向かうときは必ず通る。

少し北に上がると連日店の前でお客さんが二重、三重の行列を作る豆餅で有名な「ふたば」がある。

今回行ってきたのは、出町の交差点の南西にある「ラグタイムロン」というお店。

洋食店だけど昼時には店のすぐ横で弁当を販売している。

お昼過ぎにお店の前を通ると、何時も完売しているので結構な人気なんだと思う。

お弁当は何種類かあって、オムライスがメインでから揚げやコロッケが入ったもの、ご飯の上にカツがのっかり同じく揚げ物が入ったものなど。

オジサンが今回購入したのはご飯の上に玉子焼きが敷かれてその上にチキンカツ、副菜はクリームコロッケ、鶏唐揚げ、サラダに煮豆がはいったもの。

これだけ入ってお値段なんとワンコインの500円！！！

( ﾟДﾟ)

チョーお値打ちな洋食弁当なのである。

この日のオジサン、裁判所での仕事を済ませて洋食弁当を購入。

その足で出町のファミマまで戻ってハイボールのロング缶を購入。

洋食弁当とハイボールをもってそのまま鴨川の河川敷に向かう。

鴨川を少し下ると荒神橋の少し手前、京都府立医大付属病院の裏手に木立の下にいくつかのベンチが並んでいる。

運が悪いとベンチがすべてふさがっていることもあるけど、時間が早かったのか、この日は半分くらいのベンチが空いている。

オジサン、そのうちの一つに腰を下ろして優雅な洋食弁当ランチのスタートなのである。

オジサンの日ごろの行いが良いからなのか、この日の鴨川河川敷はいい風が吹いている。

湿度も低くて、木陰に入るとかな～り快適なのである。

まずはご飯の上にのったチキンカツをひと口。追っかけハイボールをグビっ。

チキンカツは作り置きで温かくないけど、夏場だとこれで十分。

続けてクリームコロッケ。

オジサンが若いころはバブルで、学生のくせに銀座の資生堂パーラーなんかに出入りしている友人なんかけっこういた。

そういう銀座の高級洋食店ではクリームコロッケなんて呼ばずに、

cream　croquette（クリームクロケット）

なんて呼ばれていた。

身の程知らずだったオジサン、そうした店ではさも頼みなれているフリをして、メニューを指さし、

このcream croquetteを頼む（気持ち巻き舌で発音）　(-_-)

なんて注文していた。

（そーいえば、資生堂パーラーではクリームクロケットではなく、ミートクロケットと言った）

そんなムボーな若者も、いまとなっては鴨川のベンチで500円の洋食弁当と缶入りハイボールを飲んで満足するオジサンになってしまった。

光陰矢の如し

人生いろいろ　男だっていろいろ　おんなだーっていーろいろ　咲ーっき乱れーるのー♬

この洋食弁当、持ち帰ってレンチンして食べたらもっとウマいだろうなぁ、と思いながら、オジサンはいつもそのまま鴨川のベンチで食べています。

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