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大阪の北浜から長堀橋にかけては、知る人ぞ知る(スパイシー)カレーの激戦区である。
カレーの食べ歩きをライフワークとしているオイラも、この地域にあるカレーショップにずい分とお世話になってきた。
谷4の「スパイシーカリーバビルの塔」、長堀橋の「セイロンカリー」・・・
あれ、も少し行った気もするが、2店だけか。健忘症???
あんまり世話になってないな・・・・
もとい。そんなことはどうでもいい。
今回行ってきたのは長堀橋にある「辛激屋」というお店。
長堀橋と堺筋の交差点を北に上がって最初の角を左折(西)して2筋目手前にある。
長堀橋の駅から歩いて数分の距離。
お店は雀荘ともつ鍋やに挟まれた間口一間半ほどの小さなお店。
入口に店名の入った幟がないと通り過ぎてしまうかもしれない。
そういえば高校生の頃よく通った関西大学の近くにあった杉本米穀店の2階の雀荘。場代は1時間100円で当時でも破格の安さだった。
腹が減ると150円で食べられる日清UFOをよく注文したが、3回に1回はバイトの店員が湯を十分に切らないので半分水没したUFOを食べる羽目になった。
・・・ほんとどうでもいい話ばかりでゴメンサイ。海より深く反省。
雀荘のお話ではなく、辛激屋のお話に戻る。
店内はカウンター席が10席ほどで、午前11時の開店時間に入ると男性の先客1名。
カウンターの中には店主らしい男性とそのお母さんの二人。
渡されたメニューを見てみると、カレーの種類はそれなりにあるが、名物が「黒カリー」であることが判明。
メニューには「鮮烈な辛味と複雑な香りのハーモニー」「辛い物好きな方に是非!」と紹介されている。
スパイシーカレーの食べ歩きについてはまだまだ経験値が低いが、常日頃から「辛い物好き」を自認しているので「是非!」の呼びかけに応えることにした。
辛さは4段階に設定されていて「まずはここから(激辛手前)950円」をベースに、辛味を増すごとに「激辛」、「超激辛」、「極激辛」があり、お値段も50円単位で上がっていく。
初訪問なので「まずはここから」を注文。
本を読んで待っていると注文してから5分ほどで名物黒カレー到着。
見た目、ふつーのカレー。ルー黒くない。シャバシャバ系のルー。
食べてみる。スパイシー。しばらくすると後から辛さが追っかけてくる。
かなりウマいんではないかい。具のチキン、よく煮込まれていてほろほろ。
食べすすむと、頭頂部から汗が出てきた。
4辛、馬鹿にしてゴメン。きみ、結構やるね。
それにしても店主のお母さん、色々と世話を焼いてくれる。
カウンターに座ると、隣の椅子にカバンを置いていいと言ってくれるとか。
福神漬けなんかが入ったポットを近くに置いてくれるとか。
料理に一心不乱に打ち込む店主。それを温かく見守りながら客を世話を焼く母。
オレが今見ているのはカレー屋ではない。
日本の家族愛、その原風景なのである! ( ゚Д゚)
そう、このお母さんの気働きで黒カレーが5割方ウマく感じる。
気は心。オレも目が覚めた!!
もっと人のために働かないと!!! (≧◇≦)
黒カレー、ほんと、ウマかった。ごちそうさま。
オレのカレー伝説に新たな一ページを刻んだ辛激屋。君のことは忘れない。
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