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この日は昼から伏見区深草にあるお客さんの会社を訪問することになっていた。
事務所から祇園四条駅まで歩いて京阪の準急に乗り竜谷大前深草駅で下車。
祇園四条駅から電車に乗ると、竜谷大前深草駅は伏見稲荷駅の一つ先。
名前にあるとおり、駅を出ると龍谷大学のキャンパスが広がる。
コロナの影響なのか、大学周辺を歩いている学生の数が少ない。
お客さんを訪問する前にお昼ご飯を食べようと食べログをオン。
この辺りにあまり土地勘がないので、困ったときの食べログ頼み。
それなりの数のお店が表示され、少し迷ったけど天ぷらに惹かれて「天婦ら旬の料理 天えい」さんを訪問することにした。
お店は竜谷大学の南側。少し細い道を入ったところ。
お店に入ってみると、お昼時ということもあってほぼ満席。
カウンターに空きがあったので座り、壁に並んだ短冊から注文を検討する。
天ぷら定食にもかなり惹かれたが、ちょうどほかの客がカキフライ定食を頼んだので便乗してこちらもカキフライ定食を注文。
出されたお冷を飲みながら料理を待つことにしたが、20人ほどいる客をご主人と女将さん、そしてアルバイトらしい女性の3人で回している。
料理は専らご主人一人が担当しているので注文した料理が出てくるまで相当時間がかかりそう。
隣の客は何時から座っているのか、一心不乱に文庫本を読んでいる。
お客さんは常連が多く、龍谷大学の学生は女将さんと顔なじみなのか部活や授業のことを話している。
10分ほどして隣の客に天ぷら定食が届けられる。
カウンターに座りながらご主人が料理をするところを眺めているのだが、自分が頼んだカキフライ定食はまだ調理すら行われていないようである。
さらに10分待つと、ご主人が女将さんにカキフライ定食の注文を確認。ようやくわがカキフライ定食の調理が始まるようである。
さらに10分、お店に入ってから正味30分待ってわがカキフライ定食が届けられる。
女将さん、料理を出すときに何度も遅くなったことを謝ってくれる。
いいんです。お客さん行くまで時間まだあるから。
さてカキフライ定食であるが、メインのカキフライが8個ほど。付け合わせのサラダ、ほうれん草のお浸しの小鉢、お吸い物、きゅうりの浅漬け、そしてご飯が付く。
さっそくカキフライにソースをたっぷりかけて食べると、衣の中からカキフライのエキスが口の中に広がる。
30分待った甲斐があった。
みそ汁ではなくお吸い物というのもいい。
ほうれん草のお浸しも滋味あふれる味がする。
そして箸休めのきゅうりの浅漬け。
1時間ほど前まで名前も知らなかったお店でオイシイご飯が食べられる幸せである。
カキフライ定食850円。
待つ時間はそれなりかかったが、おいしい昼ご飯を食べることができた。
ごちそうさんでした。
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