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昨年の2月だったか、行きつけの大垣書店で「京都の名酒場」なるムック本が目に留まった。

地元のお店、特に飲食店を紹介した本は大抵目を通す方なので、このムック本も早速買って帰り、楽しく読ませてもらった。

知らないお店も数多く紹介されており、行きたいお店をリストアップして、誰を誘っていこうかと楽しみにしていた。

ところが、その後のコロナでお酒を提供する夜のお店が軒並み営業を自粛。

本に紹介されていたお店にも行けず終いになってしまった。

 

 

そんな中、コロナが少し落ち着いた昨年の12月に行ってきたのが今回紹介する「帆助」である。

お店があるのは北大路ビブレから少し西に行ったところ。

近所の金融機関で用事を済ませた後、お昼ご飯を食べにおじゃました。

 

 

先客は男性が一人。入り口近くでタバコを吸いながら定食らしきものを食べている。

しまった、喫煙可のお店だった。

先客からできるだけ離れて奥の方のテーブル席に座る。

壁一面に料理の名前が書かれた短冊が貼られ、ランチのメニューがテーブルに置いてある。

 

 

そそられるメニューが並んでいるが、迷いに迷ってどて焼定食を注文。580円。

せっかくなのでビール中瓶も追加。中瓶だけど450円。

料理を待っていると女性客が一人で入ってきて海鮮丼を注文。

ぼーっと店の中を眺めているとビール中瓶到着。

プレモルの瓶を飲むの、ずいぶんと久しぶり。

 

 

先にビールを空けない、追加注文しないようにチビチビとビールを飲んでるとどて焼定食到着。

予想以上に早い登場。

考えたら酒のつまみのどて焼にご飯とみそ汁、小鉢をつけるだけなので早いわけである。

早速どて焼をぱくり。

 

 

味が濃い。ご飯にもビールにも合う味付けである。

ただ、こんにゃくの含有量少し高め。580円で定食食べれるから文句などない。

小鉢のポテサラがいいアクセント。

そして時どき味噌汁。

 

 

ご飯を食べ終わるころ、入り口付近にいたケムリ男がいなくなっていることに気づく。

煙草を吸う人には悪いが、昼めしの時に近くでぷかりとやられるのは避けたい。

残ったビールを飲み干し、勘定を済ませて店を出る。

瓶ビールを1本で切り上げた自分をほめてあげたい。

帆助さん、ごちそうさんでした。

 

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