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ホテルニューグランドで同ホテル発祥とされるスパゲッティナポリタンを食したが、わがB級グルメ舌には高級ナポリタンは荷が勝ちすぎ、釈然としないままホテルを後にした。
その後、ハマを彷徨し(徘徊にあらず)、気が付けば野毛。
野毛には超個性的な中華料理店の三陽を始め、ハマのユニークな店が蝟集する一角である。
そんな野毛にあるのがセンターグリル。
創業昭和21年の老舗、である。
実はセンターグリルもナポリタン発祥のお店として知られている。
ナポリタンはホテルニューグランドが発祥では?という疑問を持たれた貴兄には、「トマト」の違いについて説明せねばなるまい。
同じナポリタンでもホテルニューグランドのものは生のトマトを使用。
一方、センターグリルのナポリタンはケチャップを使用している。
同店の公式ホームページから引用させてもらうと、
「横浜が発祥の「ナポリタン」
元祖は「ホテルニューグランド」さんの生トマトを使ったソースで作られたもの。
しかし当店では創業時からケチャップを使用しています。
初代・石橋豊吉は「ホテルニューグランド」の初代総料理長、サリー・ワイル氏が経営していたセンターホテルで働いて「センターグリル」として開業しました」
とのことである。
ホテルニューグランド「さん」と付けるあたり、同店の奥ゆかしさを感じることができるではないか。
そんなセンターグリルで頼んだのが瓶ビール、そしてもちろんナポリタン。
同店では「スパランチ」としてライス、ナポリタン、チキンカツ、そしてサラダが850円で注文できるお得なメニューもあるが、ホテルニューグランドでスパゲッティナポリタンを食べたばかりなので単品770円を注文する。
注文後、先に運ばれてきたのは瓶ビール。赤星の大瓶。
銘柄指定をせずに注文して赤星が出てくると少しうれしい。
個人的にはラガーやスーパードライより好み。
赤星を飲み、窓の外を眺めながら(客席は2階)まったりしていると真打ナポリタン登場。
なんか、いい。
食べる前からウマいことが分かる気がする。ぜんぜん意味不明だが。
麺はかなりの太麺。ハムと野菜が入り、ポテサラとキャベツ千切りが付け合せ。
一口食べると、ザ・ナポリタンという王道の味がする。
自分が求めていたナポリタン、である。
やはりこの違いはフレッシュトマトではなく、味が濃厚なケチャップを使っているせい。
太麺もモチモチしこしこでウマい。
野毛まで歩いてきてよかった。野毛にセンターグリルがあってよかった。
ありがとう!センターグリル!!
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