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前回のブログに続き、不貞行為の慰謝料に関する裁判例のご紹介です。

(甲:原告 乙:被告)

 

④事件の概要

(夫A・妻甲) Aは医師で乙は看護師。

乙はAが原因で一度中絶するが、その後2人を出産。

Aは婚姻関係は破綻していないとしながら、Aと乙は今後も不貞関係を積極的に止めることはないと明言している。

結婚期間・不貞期間

6年6か月・4年以上

婚姻継続・離婚

婚姻継続

慰謝料認定額(請求金額)

500万円(800万円)

(東京地判平成18年3月31日)

 

⑤事件の概要

(夫A・妻甲) 甲の子と乙の子は学校の同級生。

甲は、乙に対して、Aとの不貞行為を止めるように求めるが乙は聞き入れず。乙は精神科を受診。

不貞行為が原因で甲の長男は不登校となり、長女は小学校内でリストカットをした。

乙は夫Bと暮らしているが、将来はAと暮らすことを希望している。

結婚期間・不貞期間

17年1カ月・2年11カ月

婚姻継続・離婚

婚姻継続(離婚調停中)

慰謝料認定額(請求金額)

300万円(500万円)

(東京地判平成18年6月12日)

 

⑥事件の概要

(夫甲・妻A) 甲とAの間には子が2人。乙はスペイン人ケーナ奏者。

Aは乙の子をペルーで出産。XとAは協議離婚。Yは調停離婚。

結婚期間・不貞期間

8年・1年以上

婚姻継続・離婚

離婚

慰謝料認定額(請求金額)

400万円(1000万円)

(東京地判平成18年8月31日)

 

参照:千葉弁護士会編「慰謝料算定の実務 第2版」平成25年ぎょうせい

 

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