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明けましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

昨年を振り返って

さて、今更ながらですが、昨年は新型コロナウイルスに振り回された1年でした。

当事務所は自粛期間中も休業することなく業務を継続していましたが、事務所がある四条烏丸界隈には人影がなく、まるでゴーストタウンのようでした。

あれだけインバウンドの観光客で賑わっていた錦市場や八坂神社前の商店街からも人が消えました。

その後、政府の「GO TO ~」により人出が戻り、休日の錦市場などはオーバーツーリズムが問題となっていたころと変わらぬ賑わいとなり、まっすぐ歩くことができなくなりました。

しかし、コロナの第3波によって11月以降徐々に人出が減り、年末年始の書き入れ時に飲食店では時短営業の要請を受ける等、飲食や宿泊業を中心に、新型コロナウイルスに翻弄されました。

 

コロナが当事務所の業務に与えた影響

さて、オールワン法律事務所がコロナによってどのような影響を受けたのか、改めて考えてみました。

〇お客様の数

緊急事態宣言が出されたときには来所による相談者はほぼ0になりました。

緊急事態宣言解除後は相談者の数は徐々に増え、1年を通じては前年とあまり変わらない数となりました。

〇業務の進め方

京都府以下外から通勤してくれる弁護士が何度かリモートワークに取り組むようになりました。

よく言われることですが、実際にリモートで執務をしても業務に支障がないことが判明しました。

(法廷など実際に出頭する業務はできませんが。)

〇ウエブの活用

これまで対面で行っていた金融機関を始めとする企業の研修や、金融機関が主催するセミナーがほぼ100%、ZOOMやWEBEXといったツールを活用して実施されるようになりました。

当初、参加者の生の反応が分からい、これまでの対面方式と勝手が違うなど戸惑うこともありましたが、最近では何ら問題なくウエブを活用できるようになりました。

一方で、個人のお客様との相談にはウエブの活用は進んでおらず、こちらは従来どおり来所による対面相談か、電話による相談となりました。

〇法律相談の内容

コロナの影響により倒産や債務整理のご相談が増えるのかと考えていましたが、そうしたことはありませんでした。

(倒産等の相談は今後増加する可能性があります。)

ホームページでご案内している離婚や相続に関するご相談の数はあまり変わらず、これが1年を通してお客様の数が変わらなかった要因だと思われます。

 

今後の当事務所の業務の進め方

〇ウエブの更なる活用

すでに述べたとおり、BtoBの分野ではすでにウエブの活用が進んでおり、仮にコロナが収まったとしてもこの流れは今後も続くと思われます。

一方で個人のお客様との面談等では、いまだウエブ十分に活用できていないため、今後どのようにウエブを浸透させていくのかが課題となります。

ウエブを使うことができないご高齢のお客様はともかく、企業などに勤務されているお客様との面談ではウエブの活用を進めることで様々なコスト(お客様が来所する際の時間や交通費等)を抑えていく取り組みが必要であると考えています。

〇離婚・相続問題へのこれまで以上の注力

昨年は初めて離婚に関する法律相談を初回1時間限定ではありますが無料とさせていただきました。

当事務所で想定していたよりお客様の反響があり、おかげさまで離婚に関する法律相談の数が一昨年以前と比較して400%以上増加しました。

離婚に関する法律相談無料のサービスは今年も継続したいと思います。

また、当事務所の業務におけるもう一つの柱である相続問題についても引き続き注力していきたいと思います。

〇お客様本位の業務推進

そもそもお客様の大半は、これまでの人生で経験しなかった困難な出来事に直面し、最後の頼みの綱として弁護士事務所のドアを叩かれます。

多くのお客様が強すトレスにさらされ、中には精神に変調をきたす方もおられます。

お客様が弁護士に相談するのは、法律問題の解決のほか、とにかく自分の話を聞いてもらいたい、誰かに自分の味方になって欲しい、という側面もあります。

我々弁護士は、ルーティンで法律問題の解決にあたるため、ともすればこうしたお客様の境遇に思いをいたすことができず、ステレオタイプの対応に終始してしまいがちです。

しかし、それではお客様に満足を与えることはできません。

言うは易し、行うは難しですが、今年は今一度お客様の立場に立った業務の推進を実現したいと思います。

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