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ふだんは特に飲みたいと思わないが、突然無性に飲みたくなるのが日本酒。それも燗酒。

ふだんの家飲みは、焼酎→ウイスキー(最近100%コーンウイスキーのプラットバレーにはまり気味)というプリン体を意識しなくてはならないオジサン世代のお手本のようなコンビネーション。

ところが寒くなると、突然、何の前触れもなく「ポンシュの熱燗呑みてぇ~~」となる。

 

この発作は若い時から続いている。

大阪でリーマンをしていた時のある冬、帰りに通りかかった阪急梅田駅で発作が出てしまった。

発作を抑え込むべく向かったのがガード下の新梅田食堂街。

カウンターだけの小体な店に入り、刺身を肴に飲んだ名もなき熱燗のポンシュの味は今でも舌が覚えている・・・

と、一人メランコリックオジサンになってしまったが、ここまでの話は今回行ってきた店が同じ新梅田食堂街にあるということ以外に何にも関係がない。

 

 

おおさかぐりる。大阪グリルではなく、おおさかぐりる。

店先にウマそうな洋食のサンプルが飾られていたので入ってみることにした。

コロナの影響からか、昼時なのに先客はオジサン一人。

お店に入ると最初に目につくのが食券販売機。

 

 

オムライス650円、ハンバーグ定食900円といったものがあるが、最高価格帯のボルガ(1030円)とサービス定食(1000円)の大型ボタンが最上段に設置されている。

客を最高価格帯のメニューに誘導するための分かりやすい作戦だが、あえてお店の誘いに乗ってみようと考え、ボルガのボタンをポチっと。

青春18きっぷを使って冬に福井の武生までボルガライスを食べに行ったのは何年前だったか。

越前市役所近くのお店で食べたボルガライス、総菜でトンカツを買って帰ったら家でもフツーに作れるやん、といった家庭的な味わいだった。

 

 

さて、おおさかぐりるのボルガ。

オムライスの上にカツをのせ、デミグラスソースをかけた正統派ボルガである。

武生で食べたときはサイドメニューは付いてこなかったが、おおさかぐりるではみそ汁が付いてきた。

さっそくデミのかかったカツをひと口。

炒めた玉ねぎとシメジを業務用デミで煮込んだソースが、これも揚げ置きのカツによく合う。

 

 

カツの下に敷かれたオムライス、単体だと味が薄く感じたが、デミを混ぜて食べるとイイ感じ。

万能選手デミ。

夫人の方はデミではなくデビ。いや、デヴィか。

 

出されたとき、少しばかり盛りが貧弱に感じられたが、食べすすむとボリューム十分。

私脱ぐとすごいんです系のボルガ。

堪能しました。おおさかぐりるのボルガ。

ごちそうさんでした。

 

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