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【肉の万世 万かつサンド】

2010年10月・上野駅・アトレ上野で購入(700円)

 

現在、カツサンドの東西の双璧と言えば、西が志津屋の「元祖ビーフカツサンド」、東が今回紹介する肉の万世の「万かつサンド」であることに異論を挟む者はいないと言っていい。

志津屋の創業は1948年、一方で肉の万世の創業は1949年なので東西の双璧は年子の兄弟でもある。

 

どちらも実売価格は700円前後で、外食一食分のお値段としては手ごろ。

一つでは足りないという貴兄がカツサンドのダブルを食べても1500円程度であり、出して出せないお値段ではない。

 

 

味は甲乙つけがたし。どちらも冷めてもウマい。

カツやパンは言うに及ばず、双方ともソースに相当こだわりがある。

(肉の万世では「秘伝の濃厚ソース」、志津屋では「秘伝の特製ソース」と呼ばれている。)

 

メシは済ませたけど、もう少し何かが食べたい、といったときに、志津屋の元祖ビーフカツサンドは京都駅で、万世の万かつサンドは東京駅で、お手軽に買うことができる。

(この手の小腹満たし系には東京駅の場合、国技館焼鳥もある。)

 

あえて違いを指摘すれば、志津屋の「元祖~」はサンドイッチにカツ1枚半を挟むので、どううしても仕上がりがデコボコしている。

他方、「万かつ~」は定規で測ったかのように整然と箱に収まっている。

志津屋のデコボコは、少しでも多くのカツをお客さんに食べさせたいという同社の良心が結実したフォルムである。

ノーアイデアで元祖~をバクついたとき、カツが2枚になっている部分にいきなりぶち当たると、しみじみと幸せを感じる。

 

 

肉の万世には「万かつ~」以外に、ハンバーグをサンドしたその名もずばり「ハンバーグサンド」や、ロースかつを2枚挟んだ「弐万かつサンド」などもあるが、やはり「万かつ~」がかつとパンのバランスが一番よくマイフェイバリットである。

よって、肉の万世では万かつサンド一択と結論付けたい。

 

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