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10年くらい前まで、京都市役所の西隣にアローンという喫茶店があった。
当時、京都で暮らしていた大食い系学生、社会人ならみんな知ってる有名店。
名物のオムライスはとにかくデカい。ホントに洗面器サイズのオムライスが出てきた。
冗談やノリで注文すると必ず後悔するくらいデカかった。
しかし、アローンはいつの間にか閉店していた・・・
そのアローンのオムライス、四条寺町の藤井大丸に入ってる喫茶マドラグで食べられることが判明。
さっそく日曜日に子どもと一緒に藤井大丸に行ってきた。
お店に着いたのは11時半。コロナの影響か店内は空席が目立つ。
しかし、テーブルどうしの間隔は広めで、子ども連れには安心できるレイアウト。
店員さんが運んできたメニューを眺め、まずはアローン式オムライス。
店員さんに聞くと、こちらのお店の「大」がアローンの普通サイズに該当するそう。
少し不安だったのでアローン式オムレツは「中」、そしてマドラグランチを注文する。
オムライス「中」は800円、マドラグランチ1,100円。
10分ほど待つと、まずマドラグランチが到着。
とっても分厚い玉子サンドにナポリタンとサラダの付け合わせ、スープ付き。
玉子サンドの玉子の分厚さ、家ではなかなか再現できないので、それだけで感動。
ナポリタンも昔ながらのケチャップ味でオイシイ。
そして満を持して登場したのがアローン式オムライス。
注文したのは「中」だが、大食いグランプリに登場するアスリートが食べるようなタライサイズ。
一口食べると、う~ん。10年の月日を飛び越して昔のアローンのオムライスの味が呼び戻される。
確かにこの味だった。
人生の中でいろいろなオムライスを食してきたオジサンにとっては、正直ウマいと言い切れる味ではない。
しかし、オジサンにとって目の前の料理のウマい、マズいより、思い出の味であることが何よりのスパイスになるのである。
藤井大丸で10年ぶりに邂逅したアローンのオムライス。お店の人には大変失礼ながら、あまりおいしくない。
でも、かならずもう一度食べたくなる味である。
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