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広島の福山駅を南口を出て天満屋の横を通るとアーケードの付いた商店街。
駅を出て10分ほど歩くと大衆食堂稲田屋に到着である。
他の地方の商店街同様、福山駅前の商店街もシャッターを閉めたままの店が目につく。
人通りもあまりない。
稲田屋はそんな商店街の片隅に店を構える。
見るからに年季の入ったお店。
チェーン店とコンビニのせいで、こうした個人経営の食堂は激減してしまった。
独身のときは自分もよく食堂を利用したが、最近はあまり利用していない。
お店に入ると、ほぼすべてのテーブルが客で埋まっている。
昼時ということもあるのだろうけど、地元の人気店のようである。
メニューをみてみると「関東煮(一本)180円」というのがあったので、まず注文。
そして、メニューの最初にのっている「肉玉丼880円」も一緒に注文。
注文を終えると、お店のおばちゃんがすぐに「関東煮」を運んできた。
関東煮とは、どて煮を串に刺したもので大鍋で常に温められているようである。
肉玉丼もしばらく待つと着丼。
さっそく関東煮から食べてみると・・・かなり甘い。
そして肉玉丼・・・こちらもかなり甘めの味付け。
福山は田舎ではないが、田舎でよくある砂糖タップリ使った料理である。
近くのテーブルに座っていた孫らしい小学生の女の子とご飯を食べていたおじいちゃん。
なんと、持帰り用の関東煮が入った大きな包みを受け取り、8千円ほどの料金を支払っている。
あの包みにはあま~い関東煮、いったい何本入っているんや・・・
店員のおばちゃんに、孫に昔からの味を教えておきたいなんて話している。
孫の女の子もこの甘い関東煮を食べて、この味付けを基本に大きくなるのか。
牛玉丼を食べている時にも客がどんどん入ってきて、そのほとんどが関東煮を注文している。
味付けは自分には合わなかったが、いい食堂に出会うことができた。
ごちそうさんでした。
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