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休日を利用して西国二十三番札所の勝尾寺に参拝してきた。
調べてみると北大阪急行の千里中央駅からバスが出ているようだが、せっかくなので阪急の北千里駅から歩いて勝尾寺に向かうことにした。
北千里駅を出発して千里けやき通を北に向かう。
千里北公園を超えてしばらく歩くと国立循環器病研究センターの建物が見えてくる。
国立循環器病研究センターは同じ吹田市内のJR岸辺駅近隣に移転しており、建物は取り壊しを待つばかりになっている。
高校時代にはよくこの近くを通ったので、北千里のランドマークが取り壊されるのは少し寂しい。
高校時代といえば、実は耐寒遠足で阪急南千里駅近くにある高校から歩いて勝尾寺に行ったことがある。
ずいぶん昔の話なので、その時どの道を歩いたのか、全く覚えていないが、とりあえず道なりに進む。
千里けやき通をそのまま進み、地元民が「いないち」と呼ぶ国道171号線を超えてさらに北に行くと府道9号線との交差点「外院3丁目」に到着。
ここで進路を東にとり、ファミレスの「サガミ」を超えたあたりでグーグルマップのナビを使うと進路を北にとるように案内される。
しばらく道なりに進むと、やがて大型ダンプばかり通る山道に出てしまった。
歩道もないこんな道を勝尾寺まで歩くのは勘弁である。
高校の時にもこんな道を歩いた記憶がない。
たまたま道の横の畑で作物の世話をしていたおじさんに勝尾寺までの道を尋ねると、歩きなら「サガミ」の横から入る登山道があるとのことであった。
グーグルマップのナビを使うと時々こういうことがおこる。
そこで「サガミ」まで戻り、田んぼのあぜ道のようなルートを通って勝尾寺を目指すことにする。
あぜ道通るを進むと、道はやがて登山道に変わり、勾配も徐々にきつくなる。
高校時代に歩いたのはたぶんこの道だろう、と思いながらひたすら勝尾寺を目指す。
30分ほど歩くとやがてピークと思しき場所に到着。
そこから長い階段を延々下ると勝尾寺が見えてきた。
途中で道を間違えたこともあり、北千里駅を出発してから2時間ほどで到着である。
入口で拝観料を支払い、本堂で参拝。
本堂横にはたくさんの達磨が奉納されている。
勝尾寺は勝運祈願の寺でもあるのだ。
西国三十三観音霊場の納経帖に御朱印を頂き勝尾寺を後にする。
帰りは下りがつづき、当然ながら道を間違えることもなかったので、勝尾寺を出てから1時間半で北千里駅到着である。
高校時代、文化祭や運動祭の後、打ち上げと称して高校生ながら居酒屋などに出入りしていたが、北千里駅周辺で飲食するのはそれ以来。
どの店に入ろうかと駅のロータリー付近で店を探していると、格安のメニューが載った看板が目にとまる。
「毎日がサービスデー」と書いた看板、この日土曜日のサービスメニューは「天津飯 350円」となっている。
天津飯が350円!学生街の中華料理屋の値段ではないか!
近くの北千里高校の生徒が学校帰りに立ち寄るのだろうか。
店の名前は「いこい飯店」。
ずい分古そうなお店なので、もしかすると自分の高校生時代からあったのかもしれない。
先客は4人の家族連れと年齢不詳の中年の男女1組。
この日も結構歩いたので、注文を取りに来た店員さんにとりあえずのビール、そして天津飯を注文。
すぐの届いたビール、のどが渇いていたので半分ほどを一気に飲んでしまう。
ビールを飲みながら天津飯を待っている間、ひっきりなしにテイクアウトのお客さんがやってくる。
見るともなしに見ていると、やはり本日のサービスメニュー、天津飯を持ち帰るお客さんが多いようである。
で、いよいよ天津飯350円がテーブルに運ばれてきた。
う~ん。散見されるネギの千切りを身にまとった玉子焼き。
レンゲで突き崩して食べてみると玉子焼きの中はシンプルイズベスト、白ご飯が鎮座している。
ともすれば海鮮など何だのと不要、不急の高級路線に走りがちな市中の天津飯が多いなか、この中華丼は必要にして十分である。
そもそも350円の中華丼にこれ以上を求める者は「不遜」と言わざるを得ないだろう。
こうした中華丼に出会えたのも、観音様のお導きのおかげ。
合掌
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