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夫婦関係調整調停(離婚調停)に代理人弁護士として出席するために静岡家裁に行ってきました。

京都駅からのぞみで名古屋駅に向かい、名古屋駅からこだまに乗り換えて静岡駅到着まで約2時間。

 

静岡駅から駿府城横にある静岡家庭裁判所までは歩くと30分ほど。

家庭裁判所入口で依頼者と待合せて書記官室に向かい、本日出頭したことを知らせます。

 

 

今回の調停は依頼者の相手方配偶者が申立をしたため、相手方配偶者が「申立人」、当方の依頼者が「相手方」となり、相手方待合室で調停委員からの呼び出しを待ちます。

 

相手方待合室には自分たちのほかに3組ほどが同じように調停委員からの呼び出しを待っています。

うち1組は自分たちと同じように弁護士が付いていて、漏れ聞こえる話の内容から遺産分割調停に来ていることが分かります。

 

家庭裁判所では家事事件、すなわち離婚や遺産分割に関する事件を取り扱っています。

弁護士を長くやっていると、待合室の人が離婚できているのか、遺産分割できているのか、話を聞かなくてもだいたい雰囲気で分かります。

 

今回の調停期日は申立人からスタートしたため、15分ほど待って調停委員から呼び出しを受けて調停室に向かいます。

 

調停委員は男女のペアで当方の依頼者から事情や主張を聞き取ります。

事実関係や今後の希望を依頼者から聴取した後、財産分与などの法的な問題について代理人弁護士を交えてえ協議します。

 

今回の依頼者は、最初は自分で調停に行っていましたが、財産分与の話が出て、弁護士に依頼することにしたということでした。

 

財産分与について調停委員と20分ほど協議し、一旦退出して入れ替わりに申立人が調停室に入ります。

申立人、相手方が交互に調停室に入り協議することを3回ずつ繰り返したのち、最後は申立人、相手方それぞれの代理人弁護士だけが調停室に呼ばれ、法的な問題点を協議します。

 

その後、申立人、相手方、双方の代理人弁護士と家庭裁判所の予定を調整して次回期日を決定し、次回期日までに双方で行うべきことを確認してこの日の期日は終了となりました。

 

この間約2時間半、調停は時間がかかります。

 

家庭裁判所入口で依頼者と別れ、再び静岡駅に歩いて戻ります。

遠方の調停は一日がかりの仕事です。

 

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