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弁護士・税理士の相続・事業承継セミナー・研修@寝屋川市・香里園

相続セミナーのために大阪の寝屋川市、香里園に行ってきた。

前回のセミナーに続いて寝屋川市で相続セミナーである。

 

事務所から京阪の祇園四条駅まで歩いて特急で枚方市駅、枚方市駅で急行に乗り換えると相続セミナー会場最寄りの香里園駅に到着する。

 

 

今回も最近の相続問題に関するトピックを紹介した後、遺産分割対策と相続税対策の話をさせてもらった。

それにつけても相続セミナーの講師を長年務めていて感じるのが、遺産分割対策と相続税対策に対するお客さんの「温度差」である。

もちろん例外はある。

例外はあるが、相続セミナーに参加するお客さんの関心の対象は、やはり「相続税対策」である。

理由のいくつかは思いあたる。

 

第一の理由は、遺産分割対策の必要性がイメージしずらいこと、である。

よもや自分の家庭、家族に限って遺産分割でもめ事が起こるなんて想像できない。

これが普通の人の感覚であり、実感であると思う。

したがって遺産分割のもめごとに備えて遺言を書いておこう、とはなかなかならない。

他方、相続税対策の必要性は相続税額という「数字」によってその必要性を具体的に認識することができる。

 

第二の理由は、遺言に対するネガティブな印象、である。

今日、多くの人は「遺言」と「遺書」の違いは頭では理解できている。

しかし、いざ遺言を作成しようと思うと、どうしても自分自身の「死」について考えることになり、結果として遺言作成が一日伸ばしになっていく。

 

第三の理由は、遺言作成といった遺産分割対策は「今すぐに」行う必要がないこと、である。

人は必ず死ぬ。

しかし、多くの人の感覚としては、自分自身の死は今日、明日に起こる出来事ではない。

結果として遺言作成といった遺産分割対策は先送りにされてしまうのである。

 

最後の理由が、相続セミナーに参加する客層の問題、である。

私が講師を務める相続セミナーの多くは主催者が金融機関であることが多い。

金融機関の担当者が、担当する顧客を相続セミナーに招待するケースが多いのである。

金融機関の担当者が付くような顧客なので相応の資産を有するいわゆる富裕層が中心である。

したがって関心の中心が相続税対策になってしまうという訳である。

 

最後のものはとも角、こうした理由で遺産分割対策としての遺言作成に取り掛かる人がまだまだ少ないのが現状である。

ただ遺言作成、とりわけ自筆証書遺言作成に関するルールが大きく変わろうとしている現在、今後は遺産分割対策に目を向ける人も増加するものと思われる。

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