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大阪の心斎橋に昔からお世話になっている顧問先のお客様がいる。

午前中に打ち合わせのために訪問することが多いのだが、基本的に梅田から歩くことが多い。

 

基本的にというのは傘をさしていても濡れてしまう豪雨以外は、という意味である。

阪急梅田駅から地下街を通って梅田新道まで進み、梅田新道から地上に出て御堂筋を南に歩く。

 

この時期なら午前中にビルの日陰になる東側の歩道を歩くことが多い。

本町到着後は、信号がない御堂筋の一本西の通りを南に進むか、とことん日陰を優先してアーケードのある心斎橋筋商店街を進むか、その日の気分と天気で選ぶことが多い。

 

この日は中央大通りを西に曲がって御堂筋の一本西の通りを南に進むルートを選択。

すると、南に曲がる角にあるヨツバカリーのガラス一面に貼られたポップが目に入ってきた。

 

「豚カツカリー半額セール 880円→(店内のみ)440円」と書いてある。

 

このご時世、たとえ100円でも儲けるのは大変だが、この日ヨツバカリーで豚カツカリーを食べるとたちどころに440円も儲かるのである。

千載一遇のチャンスとはこのことか。

 

心斎橋のお客様での面談を無事に済ませ、帰りにヨツバカリーに立ち寄る。

店に着いたのが11時半。

 

店内はそれなりに混み合っておりカウンター席の空きは3つ。

そのうちの一つに腰をかけ、販売機で購入した豚カツカリーの食券をおばちゃんに差し出す。

 

料理を待つ間に残り2席も客で埋まり満員になった。

おそるべし半額セールの集客力。

 

 

せいぜい2、3分待っただろうか、湯気を上げた豚カツカリーが運ばれてくる。

カレーも豚カツも大好き。

 

そんな人気者のコラボが豚カツカリーである。

さっそく豚カツとカレーとご飯の配分に気を付けながら食べ始める。

 

カツカレーを出す店では豚カツがあるんだというお店側のおごり?があるせいか、カレーのルーが少ないことが多い。

豚カツ+カレーと思って油断していると食事の終盤で白ご飯だけが余ることが少なくない。

 

今回は豚カツ、カレーとも盛切りのご飯の分量には十分だったようで三者過不足なく食べきることができた。

カレーを食べ終わるころには店内に何人も席の空き待ちの客の行列ができていた。

店の外に出るとさらに行列ができていた。

 

 

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