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【こんなところでつまずかない! 弁護士21のルール】
東京弁護士会 親和全期会 編著
弁護士が仕事をスムーズに進めることができるためのノウハウが多数紹介された本書。
本書全体を通して感じるのが、弁護士は重責を担う大変な仕事なんだからいろいろ工夫しないとダメですよ、といった執筆した弁護士たちの思い。
その思い自体は否定しないが、何も重責を担っているのは弁護士だけでない。
よく医者や弁護士は人の命や人生を預かっているのだから大変だ、といわれるが、大変なのは医者や弁護士だけではないだろう。
内容や程度の差こそあれどんな仕事だって大変なのである。
自分の場合、10年以上サラリーマンをしてから弁護士になったが、プレッシャーやストレスはサラリーマン時代の方がよほど大きかった。
弁護士の場合、良くも悪くも仕事は自分で選べる。
上から言われた仕事にノーと言えないサラリーマンよりよほどメンタルヘルスの点で恵まれている。
時間だって工夫次第で毎日定時に帰宅することだってできる。
仕事が増えればイソ弁を雇って仕事をお願いすることだってできる。
こんなに恵まれた仕事は他には無いのではないかと本当に思う。
だからこそ、時にはプロボノといわれるような活動も自ら率先して行う必要があるのである。
本書の紹介とはずいぶんと違った内容になってしまったが、本書を読んでこうしたことを思った次第である。
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