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連日外国人を中心とした観光客で賑わう京都の錦市場。

昔はよく「京のだいどころ」といった呼ばれ方をしたようだが、ここ何年か昼間に錦市場を歩いているのは外国人観光客ばかりになっている。

 

混み方も半端じゃなく、とにかくまっすぐ歩けない。

観光客を押しのけるようにしないと進めない。

 

したがって地元の人間は昼間に錦市場を歩くことはまず、ない。

英多朗はそんな市場を西側に出て、高倉通、東洞院通をまたいで烏丸通の手前、北側に店を構えている。

 

 

食べログによればお店のジャンルは「うどん、ラーメン、丼もの(その他)」とある。

ひととおり何でも商いをされているお店のようである。

 

昼時には炊き込みご飯とうどんを食べるお客さんなんかを見かけることがある。

そんな何でも出てくる英多朗だが、個人的なイチ押しは「ゆずラーメン」。

 

初めて食べたときは「ゆず」と「ラーメン」のコラボが想像できなかった。

で、食べてみるとビックリするくらい「合う」のである。

 

背脂が浮いたスープにさわやかなゆず風味。

鰻と梅干ではないがどう考えても食べ合わせ悪そう。

でも、「合う」のである。

 

 

二日酔いなんかで何も食べる気がしない、でも食べないといつまでもヘタったまま・・・

そんな時にゆずラーメンを注文し、おつゆまで完食すると不思議なことに二日酔いから復活する。

 

最近は全国的に認知されるようになったが、京都人は薄味よりこってり味が大好き。

地元民のソールフードになりえるのではないか、ゆずラーメン。

そんなことまで思ってしまう魅惑のラーメンである。

 

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