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【民法改正で変わる!契約実務チェックポイント】
野村豊弘 監修 虎ノ門南法律事務所 編著 2017年 日本加除出版
今回の民法・債権法改正について、弁護士や企業法務部の担当者向けに書かれた専門書。
タイトルにあるように今回の法改正が契約実務に与える影響を中心に解説されている。
保証、消滅時効、債権者代位権、詐害行為取消兼、相殺、債権譲渡から、売買契約、請負契約、消費貸借契約、委任契約等の典型契約まで網羅されている。
すべて重要な改正であるが、とりわけ消滅時効は大きく内容が変わっており、債権管理の観点からは特に注意する必要がある。
債権法改正をテーマにした専門書を読了したのは本書で2冊目だが、正直まだ改正法に馴染めていない。
当面、契約書のリーガルチェックなどは細心の注意を払って対応し、日々の法律業務を通じて改正法を自分のものとしていくしかないのであろう。
大変参考になった一冊である。
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