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【判例 弁護過誤】 高中正彦 2011年 弘文堂

 

本書は、タイトルにあるように裁判で争われた弁護士の弁護過誤を紹介・解説したものである。

解説は弁護士法概説などの多数の著作がある高中弁護士。

紹介されている事例の中には、明らかにアウトだろうと思われるものもある一方、弁護過誤と言えるのか判断が分かれそうな事例も少なくない。

しかしながら、いずれの事例も他山の石とすべきなのであろう。

ところで、紹介される事例もさることながら、本書の見どころ?の一つは高中弁護士の解説。

弁護過誤の事例に登場する弁護士の何処にも問題があったのか。

判決を書く裁判官とは別のまさに弁護士の視点で指摘解説している。

大変参考になった一冊である。

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