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今回は山口県の防府駅にある味善の梅そば。

小郡駅弁が運営する味善は、防府駅の改札を出た目の前にある。

 

 

思えば小郡駅弁は、その名のとおり平成15年まで小郡駅と呼ばれた現新山口駅で駅弁を販売していた駅弁の調製元。

しかし、駅弁販売の不振が続き、平成25年には駅弁事業から撤退してしまった。

 

駅弁ファンとしてはさみしい限りだったが、今回、駅そばの店に久しぶりに小郡駅弁の名前を見つけることができた。

さて、店に入ると、壁にメニューの札がぶら下げられている。

 

その中で一番目を引くのが、まさに紅一点、梅そば・うどん370円の札である。

早速カウンター中にいるおばちゃんに「梅そば」のオーダーを通すと、やおら冷蔵庫から蕎麦の袋を取り出し湯がき始める。

 

どんぶりに汁をはり、湯がいたそばを入れ、わかめ、ねぎ、そして梅をトッピングしてカウンター越しに手渡される。

全体的に地味な色合いのそばの中、くどいようだが紅一点の梅干し。

 

 

梅干しがそばに合うのか?との疑問がなくはないが、このビジュアルだけで若干の味覚の問題は帳消しにされて余りある。

 

梅そば、最後のおつゆを飲み干し、丼の底に梅干しの種を残して店を出る。

その後は防府天満宮に詣で、防府駅を後にした。

 

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