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【日常臨床の疑問を法律で解消！　医療機関のトラブルQ&A】

弁護士・医学博士　平沼直人　編著

2016年　公益財団法人労災保険情報センター

本書では、病院や診療所で起こりうる様々な法的トラブルへの対処法が紹介されている。

金を払わない患者に対しても応召義務（医師法19条）が課せられるのか？

医師がカルテを改ざんしたらどのような責任を追及されるのか？

モンスターペイシェントにはどのように対応すべきなのか？

看護師や職員との労働トラブルにどのように対処すべきなのか？

等々、病院や診療所を顧問先として持っている弁護士の場合、相談を受ける可能性のある内容がほぼ網羅されている。

当事務所にも病院や診療所の顧問先があるため、非常に参考になった。

因みに、私の法律事務所に関しては、顧問先ではない病院、診療所からの一見の相談で一番多いのは看護師、職員に関する労務トラブルである。

顧問になってもらっている社会保険労務士の手におえないため弁護士に相談に来た、といったケースが多い。

医師からの相談、プライドが高い方が多いので正直対応に気を遣うことが多い。