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【弁護士が悩む不動産に関する法律相談　専門弁護士による実践的解決のノウハウ】

　第一東京弁護士会法律相談運営委員会　編著　2015年　日本加除出版

弁護士のもとには様々な不動産に関する相談がよせられる。

大家さんから、賃料を滞納している賃借人に関する法律相談。

顧問先の会社から、不動産の賃貸・売買に関する契約書の作成や確認の依頼。

マンションの管理組合から、マンションの部屋を民泊として利用されないようにするための法律相談。

相続人から、相続財産としての不動産に関する遺産分割の法律相談。

破産管財人として、破産財団を構成する不動産の任意売却。

等々、不動産に関する相談や、不動産にまつわる業務の依頼は数多い。

本書は、弁護士が遭遇するであろう不動産に関するトラブル実例を紹介しながら、実際に事件にかかわった弁護士がその事件をどのように解決したのかを紹介している。

弁護士によるケーススタディーを知ることができるので、有用である。

また、巻末の座談会では、不動産に関する様々な問題について、弁護士のざっくばらんな話が聞けて、こちらも役に立つ。

本書に先立って同じ版元から「弁護士が悩む家族に関する法律相談」という本も出版されているが、こちらの本も大変役に立った。

ぜひ様々なテーマでシリーズ化してほしい。