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【国際相続】 弁護士 税理士 長谷川裕雅 2017年 Pan Rolling

 

仕事柄、海外での相続手続きに関する質問を受けることがある。

海外と一口に言っても国ごとに相続に関する制度や税制が異なるため、全ての質問にそつなく対応することはできない。

とはいえ、アメリカ、シンガポール、香港、そしてお隣の韓国に関する相続の法制や税制程度はある程度把握していないと話にならない。

そこで、諸外国の相続手続きを解説する書籍はできるだけ目を通すようにしている。

 

本書は「国際相続」というタイトルのとおり、諸外国の相続手続きが紹介されている。

ただ、全て制度の概要の説明にとどまり、国際相続に関する知識を習得しようとする弁護士や税理士には物足りない内容である。

例えば、本書ではアメリカでは州によって制度や税制が違うと紹介されている。しかし、読み手、少なくとも弁護士としては、まさにその「州ごとの制度や税制」を解説して欲しいのである。

また、本文で解説されている言葉を改めて用語集として紹介したりするなど、ページ数の「水増し」も気になる。

著者の長谷川弁護士の他の著作は、弁護士の我々が読んでも参考になるものが多いので、そうした意味からも本作は残念である。

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