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【あぶない!!共有名義不動産】
松原昌洙 2017年 幻冬舎メディアコンサルティング
共有名義不動産をめぐるトラブルとその対策が解説されている。
そもそも不動産の名義が共有となる原因として考えられるのが、相続とマイホームを夫婦で購入する場合である。
相続において遺産分割を行う際、現物分割、代償分割、換価分割いずれもできない場合、残るのは現物分割の一種である共有分割である。
共有分割は、一見相続人間で公平な分割であり、司法書士に依頼すれば容易にできるため、「とりあえず」共有にすることが多い。
また、夫婦でマイホームを購入するにあたり、より多くのローンを組むためにマイホームの名義を共有にすることがある。
しかし、いったん共有にしてしまうと、共有権者といえども不動産を自由に人に貸したり処分したりできなってしまう。
また、共有状態を解除するためには様々なハードルを飛び越えなくてはならない。
本書では、こうした共有状態の不動産に関する様々なトラブルやその解決事例が紹介されており、大変参考になった。
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